ラツィオの鎌田大地【写真:ロイター】

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トルコ1部名門が白羽の矢、ラツィオでは直近公式戦2試合で出番なし

 イタリア・セリエAのラツィオに所属する日本代表MF鎌田大地に、トルコ1部ガラタサライからの関心が浮上した。

 昨夏のイタリア移籍後、十分な出番を得られていない状況が続くなか、現地メディアは「日本人スター獲得に向けてラツィオとの交渉を開始した」と伝えている。

 鎌田は昨季限りでドイツ1部ブンデスリーガのフランクフルトを退団。フリー移籍が可能な今夏、ラツィオとの契約を結んだものの、定位置確保には至っていない。直近の公式戦2試合(国内カップ戦、リーグ戦)ではいずれも出番はなく、アジアカップに臨む日本代表メンバーからも外れた。

 こうした状況で、トルコメディア「SABAH SPOR」がトルコの名門ガラタサライからの関心を報道。記事によると、同クラブは今シーズン限りで契約が切れるMFドリース・メルテンスの後釜として鎌田に白羽の矢を立て、「日本人スター獲得に向けてラツィオとの交渉を開始した」と、している。

 一方でイタリアメディア「Football Italia」がサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」の情報として伝えたものによると、ガラタサライ側は今冬の鎌田獲得を画策も、ラツィオ側はシーズン終了まで残留させる意向。6月に鎌田サイドとの会談が予定され、契約延長の有無が話し合われるという。

 昨夏にも鎌田への関心を示したガラタサライは国内リーグ最多23度の優勝を誇り、2018年から2年間にわたってDF長友佑都(FC東京)が所属していたことでも知られる。昨シーズンのリーグ王者に輝いたトルコクラブへの移籍は進展するだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)