日本代表の久保建英【写真:Getty Images】

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久保はベトナム戦ベンチスタート、途中出場から1アシストを記録

 森保一監督率いる日本代表は、1月14日に行われたアジアカップのグループリーグ初戦でフィリップ・トルシエ監督が指揮を執るベトナムを4-2で下した。

 昨年末からの負傷でドーハでも別メニュー調整が続いていたMF久保建英は先発を外れたものの、後半39分から出場して即アシストをマーク。スペインメディアは、「久保が先発を外れた日本、大陸を恐怖に陥れる」と伝えている。

 日本は前半を3-2でなんとかリードして折り返し、後半はスコアが膠着。そのなか、ベンチスタートの久保が後半39分に投入された。同40分にはMF堂安律の横パスを受けた久保は左に捌き、FW上田綺世のチーム4点目をお膳立てした。アディショナルタイム含めて約10分の出場時間で存在感をアピールした。

 スペインメディア「Relevo」は「久保が先発を外れた日本、(アジア)大陸を恐怖に陥れる」と見出しを打ち、「日本はアジアカップを勝利でスタートさせ、優勝候補の一角に挙げられている」と取り上げている。

「日本は昨年6月以来負けていない。親善試合ではエルサルバドル、ペルー、ドイツ、トルコ、カナダ、チュニジア、タイに、ワールドカップ(W杯)予選ではミャンマーとシリアに、アジアカップ初戦ではベトナムに勝利している。この快進撃は驚異的であり、日本は自信に満ち、すべてに挑戦する準備ができている」

 記事では、「日本代表について話す時、最初に思い浮かぶのは久保建英だ。元レアル・マドリードの選手であり、レアル・ソシエダの中心的人物の1人である彼は、少しずつ出場時間は増えているものの、まだ日本のスタメンには定着していない。(ベトナム戦前までで)A代表で29試合に出場し、昨年はより重要な役割を果たすようになったが、スタメンからはまだギャップがある」と久保についても触れ、所属クラブで輝きを放つレフティーでさえも、レギュラーが確約されていない選手層の厚さに舌を巻いていた。(FOOTBALL ZONE編集部)