日本の森保監督【写真:ロイター】

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ベトナム戦で10連勝を達成

 日本代表は1月14日、アジアカップのグループリーグ初戦でベトナムに4-2で勝利し、2011年以来の大会制覇に向けて白星スタートを切った。

 昨年から続く公式戦の連勝を10に伸ばしたなか、中国メディアは森保監督の将来的な“欧州挑戦”の可能性に着目している。

 日本代表はアジアカップのメンバー26人のうち、実に20人が欧州組。1月14日のベトナム戦ではMF三笘薫やDF冨安健洋がベンチ外だったなか、MF南野拓実、MF中村敬斗、FW上田綺世のゴールで勝利した。

 中国メディア「網易」は「脱亜入欧! 日本人選手は大成功を収めているが、日本人指導者は欧州5大リーグへの足掛かりを掴めるのか」と見出しを打ち、10連勝を飾った日本の充実ぶりを取り上げている。

「アジアカップが始まったが、出場国の中で最も国際的に名が知られているのは間違いなく日本代表だ。三笘薫、遠藤航、冨安健洋、久保建英、南野拓実、堂安律、浅野拓磨…、質・量ともに充実し、ほかの参加国にはない自信を持っている。過去2回のワールドカップ(W杯)で決勝トーナメントに進出し、ベスト8まであと一歩の戦いを見せたが、これは言うまでもサッカー人材育成のおかげだ」

 一方、日本代表の歴代最多となる74試合目の指揮で通算勝利数を「51」に伸ばし、2022年度のアジアサッカー連盟(AFC)年間最優秀監督に輝いている森保監督にも目を向けている。

「気になるのは、森保監督は非常に優秀なので、選手たちと同じように将来欧州に渡って自分を試せるのではないかということだ。歴史的に、アジア人監督がトップリーグを指揮した例はない」

 2026年の北中米W杯まで契約を結んでいる森保監督。勝利を積み重ねていけば、“欧州挑戦”の話も現実味を帯びる日が来るかもしれない。(FOOTBALL ZONE編集部)