南野拓実ゴールに脚光【写真:ロイター】

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遠藤のアシストから南野がゴール

 1月14日のアジアカップのグループリーグ初戦、日本代表で躍動した選手のなかに、イングランド1部リバプールファンが歓喜の声を上げた2人がいる。

 ベトナムを4-2で下した一戦で2ゴール1アシストのMF南野拓実、そしてキャプテンMF遠藤航だ。

 下馬評から一転、日本は名将フィリップ・トルシエ監督が率いるチームに苦戦。日本の南野が前半11分に先制弾を決めたが、セットプレー2本から一時はベトナムが1-2と逆転に成功した。

 しかし、前半45分に遠藤の鋭い縦パスを受けた南野が相手の股を抜く技ありゴールで同点に。その後日本は同アディショナルタイムにFW中村敬斗の鮮烈なミドル弾が決まり勝ち越しに成功する。後半40分には途中出場のFW上田綺世がダメ押しの1点を決め、4-2の勝利を手にした。

 かつてリバプールに在籍し、カップ戦などで得点を量産した南野。現在はフランス1部ASモナコで飛躍を遂げた。また遠藤は2023年夏にドイツ1部シュツットガルトからリバプールへ電撃移籍。当初はプレミアリーグの環境に苦戦しながらも、アジアカップ前の試合で信頼を掴み取った。

 その2人で、ベトナム戦では日本の同点ゴールを生み出した。リバプール公式SNSには遠藤の活躍を称える投稿がなされたが、海外ファンからは「我々の元サムライであるタキが2ゴール」「遠藤、怪我なく戻ってきて!」「タキを売らなければ良かった」「遠藤のアシストはタキへのものだった」「ワタ×タキ」とさまざまな声が届いている。現在と過去のリバプール戦士が連動した一撃に、海外ファンも感慨深い思いがあったようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)