日本代表の中村敬斗【写真:ロイター】

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日本の3点目を決める

 森保一監督が率いる日本代表は、1月14日のアジアカップのグループリーグ初戦でベトナムを4-2で下した。

 MF南野拓実が復活を印象付ける2ゴールを決めたなか、“ゴラッソ”を生み出した森保ジャパンの新鋭FWに海外も脚光を当てている。

 前半はセットプレーをものにしたベトナムに苦しめられた日本。一時は勝ち越しを許す時間帯もあったが、先制弾を含む南野の2ゴールとFW中村敬斗の一撃、さらにはFW上田綺世の得点で4-2の勝利を手にした。

 どれも称賛に値するゴールだったが、海外が注目したのはA代表デビューから6戦6得点と躍動する中村の一撃だった。鋭い切り返しから右足で放ったゴールについて、インドネシアメディア「BolaSport.com」は「ベトナムは中村の最新の犠牲者となった」と報道。経歴にも触れつつ、中村を称えている。

「2017年のU-17ワールドカップ(W杯)の日本のスターは、ネイマールを想起するゴールでベトナムを撃破した。ペナルティーエリア外の左サイドで、中村はファーポストに向かってシュートを放つ。ボールはゴール右隅に飛び、ベトナムのGKは懸命にジャンプしても届かなかった」

 中村は三菱養和SCユース時代、U-17 W杯のアンダー世代でも活躍。同大会のホンジュラスとの初戦でハットトリックを達成するなどインパクトを残した。また、記事では2011年のクラブW杯の準決勝、柏レイソル戦でネイマール(当時サントス在籍)がペナルティーエリア外右から放った一撃の「再現だ」と比較し伝えている。

 同時に中村を「日本のA代表の新しい顔」とも評し、初戦で大きなインパクトを残した左サイドアタッカーを絶賛していた。(FOOTBALL ZONE編集部)