羽田空港C滑走路で炎上したJAL機。ペット2匹を救うことはできなかった

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羽田空港C滑走路で起きた日本航空(JAL)機と海上保安庁機との衝突事故をめぐり、俳優の石田ゆり子さんやフリーアナウンサー・笠井信輔さんが2024年1月4日にインスタグラムに書き込んだ内容が波紋を広げている。

JAL機の貨物室に預けられたペットが救出できなかったことを受けての書き込みで、「いろんな意見があると思いつつも家族同然の動物たちを機内に載せる時、ケージに入れて機内に持ち込めることを許して欲しい」などとする石田さんの意見に、賛否両論が集まっている。

「モノとしてではなく家族として、最善を尽くす権利を...」

ペットが救出できなかったことは、JALが1月3日夜に開いた記者会見で明らかにされた。

笠井さんは、「海外の航空会社で可能ならば、ペットを貨物室ではなく機内持ち込みにすることを日本でも検討できないだろうか?」と提案。この投稿のコメント欄に石田さんが、「本当に本当に辛いです。どうか動物たちが乗っていませんようにと祈っていました。飼い主さんの思い、そして貨物室の動物たちの思い... どう考えてもやるせないです。いろんな意見があると思いつつも家族同然の動物たちを機内に載せる時、ケージに入れて機内に持ち込めることを許して欲しいです。災害時、非常時には、モノとしてではなく家族として、最善を尽くす権利を...。生きている命をモノとして扱うことが私にはどうしても解せないのです」などと長文で書き込んだ。

この石田さんのコメントに、X(旧ツイッター)では様々な意見が飛び交っている。「一日一便でもいいから、ペット連れ専用機とかできるといいかもなー」などと理解を示す人がいる一方、「私は動物大好きだし、犬猫と一緒に暮らして20年以上だけど、アレルギー持ちの人や動物が嫌いな人も同じ機内に搭乗することも考えると賛同できない。感情論だけではダメ」「持ち込み可にしたところで、脱出シュータ自体が荷物もって運用することを想定してないから『置いてけ』って言われるだけ。脱出口で『置いてけ!』『家族なんです!』って押し問答をしてる間に多くの『人間』が死ぬぞ」などの厳しい声が相次いでいる。