箱根予選会日本人トップの東京農業大学・前田和摩選手は、今回は故障の影響で復路にまわりました。レース後のインタビューです。

――ケガの状況について
「今年は立て続けに故障してしまった。11月の終わりごろに膝、12月の初めごろに腰を痛めてしまい腰の突っ張り感が気になり練習できない状態で大会2週間前から練習を再開したが、箱根の準備ができる期間はなく、すごく悪いタイミングで怪我をしてしまった」

――その中で今日の走りはどうだったか。
「監督やコーチが自分のことを信じてくださった。7区に配慮してくださったので、最低限繋ぐという役割は果たせたと思う。ただ自分としては納得していなく満足はしていない」

――走るって言われたときはどうだったか。
「今までやってきて、怪我もせずにやって走れなかった先輩方もいるので、その先輩方の分もしっかり自分が走ってやるという気持ちで走った」

――ニューイヤー駅伝1区で長嶋幸宝選手(現旭化成、西脇工業OB)が転倒してしまって彼は入院してしまったがそれを見て何か思うことはあったか。
「転倒は仕方がないと思うが、立ち上がったあとすごく痛そうでも、最後また力を振り絞って走っていたのが彼らしくて気合が違うなと思った。自分も元気づけられた。また、お互い万全な状態で戦えたら、勝てるように頑張りたい。大事な大会の前に怪我などをしてしまわないように体づくりをまた一からやり直そうかなと思う」

――改めて1年目の駅伝シーズンを振り返って
「何事も全部順調にいくわけではないことをこの1年で感じた。出場したレースはある程度まとめられたかなと思うが、今回の箱根直前であったり夏合宿中も怪我したり体調不良もあったので、1年間通して練習を続けられるように、これからももっと強くなっていきたいと思う」