井上尚弥、“史上初”の快挙へ! 試合前会見でタパレスを横目に油断はなし「自分のキャリアを考えれば、まだまだ通過点」
タパレスとの記者会見に臨んだ井上。(C)CoCoKARAnext
覚悟は鋭い眼光からヒシヒシと伝わった。
12月26日に東京・有明アリーナで行なわれるボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一戦を控えたなかで、WBC・WBO世界同級王者の井上尚弥(大橋)とWBA・IBF同級王者マーロン・タパレス(フィリピン)が神奈川・横浜市内のホテルで公式会見に出席。試合への意気込みを語った。
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勝てば、史上2人目、アジア人では初となる2階級での4団体統一を果たす井上。その絶好の機会を目前にした30歳は「いよいよだなという気持ちと、楽しみだなという気持ちでいっぱいです」と、今の胸中を告白。すぐわきに座したタパレスを横目に、こう続けた。
「自分自身のコンディションはいつも通りです。しっかりと仕上げてきて、あとは計量を待つだけです。どんな展開になってもしっかりと勝つという試合をしたい。そのなかで(仕留める)チャンスがあれば、それを逃さないようにしたい」
WBCの設ける2週間前計量では、前日計量のリミット(55.3キロ)に迫る57.9キロと順調な調整ぶりを披露した日本の怪物は、「この試合は自分のボクシングキャリアを考えれば、まだまだ通過点。僕が引退した時に自分自身がどう思えるかに尽きると思います」とも吐露。国内外メディアの下馬評で「圧倒的有利」の声が強まっている決戦への意気込みを改めて口にした。
タパレスを意に介さずに堂々と振舞った井上。その引き締まった表情に油断は微塵も感じられない。世界が熱視線を注ぐ一戦へ。あとはやるだけだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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