紫外線を浴び続けても美肌を保てる秘訣は?元トライアスロン日本代表のアスリート医師に聞いてみると…
昨日より少しでも、綺麗になりたい!
そうやって日々美容に励んでいるけれど、情報が多すぎて何を信じればいいのかわからない…。
それならば、女医が自らお金をかけて実践している美容法を、こっそり聞き出して真似してみよう!
本連載では、彼女たちが美肌のために日夜、密かに行っている“My best beauty”に迫っていく。
あなたも美容賢者が勧めるスキンケアアイテムで、美に磨きをかけてみて。
Vol.6:トライアスロン日本代表に選ばれたこともある、アスリート医師
名前:黒田愛美さん
職業:美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医
中田敦彦のYouTube大学でも紹介された『アスリート医師が教える 最強のアンチエイジング食事術51 運動術26』の著者。
美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、診察を行っているとのこと。
また現在勤務中のZetith Beauty Clinicでは、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)のアドバイスもしてもらえるそうです。
自分を実験台にしながら、美を追求している
趣味はトライアスロン。2017年には、世界トライアスロンシリーズグランドファイナルの日本代表選手に選抜された経験もあるという黒田先生。
その珍しい経歴から「アスリート医師」とも呼ばれ、本まで出版した彼女は、趣味を通じて美へのアプローチの仕方が変化したそう。
「長年美容外科医として、外から作る美に携わってきました。
ですが、趣味でトライアスロンを始めたこともあって『本当の美は中からかもしれない』と感じるようになって。
そこから分子栄養学や予防医学を学ぶようになり、今は内面から美しく健康にということを意識していますね。
私たちの体は、食べるものでできています。食事内容やどんなサプリメントを摂るかで、体やお肌、エイジングの仕方が変わってきますよ」
そこで「どんなものを食べたらいいか」を尋ねてみると…。
「何がいいかより、何を食べないかを意識した方がいいと思いますよ。私がなるべく避けているものはグルテンと砂糖、乳製品、加工食品です。
あとはドレッシングやマヨネーズも使わず、無添加の醤油やお酢で代用していますね。
私自身もどんな栄養を摂ったらどんな変化があるのか、自分を実験台にしながら日々楽しんでいます」
「内側からの美を追求することがメインで、美容施術はなるべく最低限に抑えたい」と語る黒田先生が、実際にプライベートでも取り入れているオススメ美容治療を聞いてみた。
「実際に取り入れているのは、ハイフとマッサージピール、デルマシオ。それからピコトーニング、ヒアルロン酸、ボトックスですね」
ハイフは高密度の超音波を肌奥の特定の層にのみ照射することで、表面の皮膚を傷つけることなく強い熱エネルギーを与える施術。
この熱エネルギーによってダメージを受けた組織は、創傷治癒の過程でコラーゲンなどの生成が促進されるんです。これによってリフトアップや肌のハリ、ツヤの改善といった効果があります。
あとはマッサージピール。専用のピーリング薬剤を、肌にやさしく押し込むようにマッサージしながら浸透させる施術です。肌のハリや弾力を取り戻したり、くすみを取ってくれる効果があるんです。
デルマシオは、エレクトロポレーションとも呼ばれる治療法。お肌に電流を流して、細胞の膜に小さな穴(隙間)を開け、直接細胞内に美容成分を届ける施術です。
私はシミや肝斑の改善目的で、ビタミンCやトラネキサム酸の薬剤を使用していますよ。
あわせて低出力のレーザーを持続的に照射するピコトーニングも行って、薄いシミへの治療も行っています。
私はスポーツが好きで日光に当たる時間も長いので、シミや肝斑に効く施術はしっかり取り入れるようにしています。
またシワ改善のため、ヒアルロン酸注入やボトックス注射も1年に2回くらい受けてますね」
左から
ベルスタイルのQUADRA KEY SERUMと、PGF SERUM
ゼオスキンヘルスのデイリーPD
リビジョンのユースフルリップ
そんな黒田先生が愛用している、厳選スキンケアアイテムを教えてもらった!
「まずはベルスタイルのPGF SERUM。洗顔後すぐのまっさらな肌になじませるブースター美容液です。ベタつかないのに、しっとりと潤うのがお気に入り。
またこちらはEGF成長因子、エクソソーム、ビタミンC、ヒト幹細胞培養液エキス、プラセンタといった、エイジングケアや美肌効果の高い成分が贅沢に配合されているんですよ。
塗ることで透明感アップや、ハリがあり毛穴の目立ちにくいお肌へ整えてくれます。
その後に使うのが、同ブランドのQUADRA KEY SERUM。こちらは顔にも髪にも使える、万能アイテムです。
液色がピンクなんですけど、これは顔料を入れているのではなく、ビタミンB12の天然の色なんですよ。
また潤いを保つセラミドやアミノ酸を多く含んでいるため、付けた肌の感触はもっちりしますが、テクスチャーはベタつかずにサラサラです。
そしてゼオスキンヘルスの、デイリーPDもお気に入り。こちらはマイルドレチノールの美容液ですが、私は乳液代わりに使っています。
抗酸化作用の高いビタミンEや、外気の刺激や乾燥から守ってくれるセラミド6が配合されているので、バランスが良く使い勝手がいいんですよね。
そしてリビジョンのユースフルリップは、唇のボリュームアップに効果的なリップ。保湿作用はもちろんのこと、ツヤッとした見た目になるのでグロスとしても使えますよ」
沖縄との二拠点生活を始めたワケは…
アスリート医師として、仕事もプライベートも全力で駆け抜ける黒田先生。しかし最近は、休日の過ごし方が少し変わってきたようで…。
「元々ずっとトライアスロンをやってきましたが、交通事故にあい、今はリハビリ中なんです。それでもできる範囲で、ジムに行って運動をしています。
あと最近は沖縄との2拠点生活を始めたので、沖縄の自然や海遊びを満喫していますね。
実は昨年、いろいろとツラいことがあり、もう日本にいるのがイヤになって。
海外移住も考えたんですが、海外だと今持っている医師免許は使えないから、現実的に考えると難しかったんです。それで海外に一番近い、沖縄へ移住したんですよ。
東京にいるときは息が詰まることも多かったけれど、沖縄ではハイキングやマリンスポーツをしたりして、自然に触れながら伸び伸びと過ごしています。
そして沖縄生活が落ち着いたら、船舶免許も取ろうと思っています!
家族や友人、患者さんが東京にいるので、これからも2拠点生活を続けていくことになりそうですが、ワークライフバランスを大事にしながらストレスをためないように過ごしていくつもりです。
いくら肌のお手入れを頑張ったとしても、マイナス思考だと美しくなれないですから。
私のモットーである、内面から美しく健康に。これを今後も意識していきたいですね」
◆
学生時代は競技スキーの選手だったという黒田先生。かなり紫外線を浴びているにもかかわらず、シミ1つ見当たらない美肌に惚れ惚れしてしまった。
日常的に太陽光を浴びすぎている!という人は、ぜひ彼女の美容法を参考にしてみて。
■ゼティスビューティークリニック銀座院
〒104-0061 中央区銀座4丁目2-17 銀座111レジャービル 13F
「最低限の治療で、迷い道をさせずにお客様の最大限の美を引き出す」がコンセプトのクリニック。
またカウンセリング時間をしっかり確保することで、患者1人ひとりにしっかりと向き合い、オーダーメイドなプランで施術してもらえるとのこと。
黒田先生は「ヒアルロン酸注入」や「糸リフト」「栄養療法」を中心とした診療を行っているそうです。
▶黒田先生のInstagramは、下記をチェック!
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