DeNA・今永昇太 [写真=萩原孝弘]

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◆ 「先発が長いイニングを投げられるかが鍵」

 「2023JERA クライマックスシリーズ セ」のファーストステージが10月14日からマツダスタジアムで開幕。2位・広島と3位・DeNAが、王者・阪神の待つファイナルステージ進出をかけて激突する。

 4日の巨人とのレギュラーシーズン最終戦に敗れ、敵地・マツダスタジアムでファーストステージを戦うことになったDeNA。9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した五十嵐亮太氏は「DeNAは初戦を誰が投げるかですけど…」と話を切り出し、「普通に行くと東なのかなと思いますが、僕は今永をキーマンに挙げますね」と“投げる哲学者”の異名を持つ左腕に注目した。

 「今永はチームの流れを作れるピッチャーだと思う」という五十嵐氏は、「広島と比較した時に、リリーフ陣では広島の方に分があると思います。どれだけ先発が長いイニングを投げられるかが鍵になってくると思うので、今永にそこを期待したいと思っています」と述べ、終盤の9試合は勝ち星がないままシーズンを終え、今季は7勝にとどまった今永の逆襲に期待を寄せた。

  一方、同番組に出演した大矢明彦氏はDeNAの第1戦の先発投手について「先に東を投げさせる方が良いと思う」とコメント。

 「東は広島との相性がとても良いですし、今季の東の状態と終盤戦の今永の状態を考えると、1戦目に東を持ってきた方が良いのかなと思いますね。DeNAは先発投手の投球でどのくらい主導権を握ることができるか、そこがポイントになってくると思います」と語り、最多勝のタイトルを獲得した東に初戦を託すべきではないかと自論を述べた。

 最多勝の東克樹に、最多奪三振の今永昇太と自慢の左腕2枚看板の先発が予想されているDeNA。2017年のファイナルステージ以来となるマツダスタジアムでのCSで勝ち上がり、“下剋上”のスタートを切ることができるか。14日開幕の第1戦目から目が離せない。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』