近頃の雑誌の付録って本当に豪華ですよね。過去には小学館「幼稚園」にセブン-イレブンのATMのペーパークラフトが付録されたことでも話題となりました。そんな実績あるコラボが再び行われ、新たに「おしゃべりハイテクおかいものレジ」が登場しています。

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 銀行ATMでも幼児向け雑誌の付録とは思えないクオリティで世間を驚かせましたが、写真を見る限り今作にも相当気合いが入っているようすがうかがえます。今回はこれを二児の父である筆者が、実際に作って遊んでみることにしました。

 対象の雑誌は、2023年9月29日発売の「小学一年生」11月号。まずはこれを手に入れないことには何も始まりません。当日の午前中、近所のコンビニを訪れたところ、本棚にしっかり陳列されていました。ちなみに価格は1300円(税込)となっています。

■ 早速組み立て!本物そっくりの見た目にびっくり

 早速自宅に持ち帰り、付録を組み立てていきます。外付けの袋の中にはパーツの台紙3枚と、レジスキャナーが入っていました。本物のレジやセブン-イレブンの商品がプリントされており、見るからに本格的です。スキャナーもミニサイズながら本物そっくり!

 パーツを切り離して、手順通りに組み立てていきます。極端に難しい工程はありませんが、なにぶんパーツ数が多いためそれなりの時間を要します。今回は合計1時間強で完成。改めて全体を見てみても、このクオリティはすごい。大人の目から見ても相当なものですから、子どもにはより本物のように感じられることでしょう。

■ スキャナーからはバーコードに応じた音声が流れる

 今作は見た目がそっくりなだけでなく、スキャナーを使って付録専用のバーコードを読み取ることが可能。本物とは違いレーザーは出ないので、子どもでも安心してごっこ遊びを楽しむことが出来ます。スキャナーには別売りで単四電池が2つ必要になりますので、購入時には注意しましょう。

 また、バーコードを読み取ると音声が流れます。たとえば「かつ丼」なら「ピッ!かつ丼、500円」。

 その他にもボタンの長押しで「お支払いの方法を選択してください」、クレジットカードの読み取りで「ありがとうございました」という音声が流れるなど、会計の一連の流れを体験可能。ドロアーには紙幣や硬貨も入れられるので、計算の練習にも良さそうです。

■ 充実の機能に子どもたちも大興奮

 子どもたちにも遊ばせてみましたが、本物そっくりのレジや商品に「すごいすごい!」と大興奮。操作方法を教えた後は、即座に姉妹でセブン-イレブンごっこをするなど、とても楽しんでいるようすでした。

 また、会計の流れを体験できるだけでなく、「合計で300円になるように商品を選んで」「お米が入っている商品を選んで」といった音声が流れるクイズゲームや、「大吉」「小吉」などの占い遊びも収録されているなど、ひとり遊び用の機能も充実。まさに子ども向け雑誌の付録のクオリティではない、小学館の本気度がうかがえる内容でした。

(山口弘剛)