10月スタート『泥濘の食卓』に多彩なキャスト参戦!原菜乃華、戸田菜穂、筒井真理子ら実力派が集結
日向坂46・齊藤京子が初の単独主演に挑むドラマ『泥濘の食卓』(ぬかるみのしょくたく)。
2016年に『悪い夢だといいのにな』で「第75回ちばてつや賞」大賞に輝いた新進気鋭の漫画家・伊奈子が手掛ける話題作を初のドラマ化するものだ。
齊藤演じる主人公・捻木深愛(ねじきみあ)が、バイト先のスーパーの店長と不倫の恋に落ち、その純粋すぎるがゆえにまっすぐな愛が度を越えていき、徐々にある家族へと寄生。やがて泥濘へと引きずり込んでいく“パラサイト不倫”が描かれる。
同ドラマに、原菜乃華、戸田菜穂、筒井真理子という多彩なキャスト陣の参戦が決定した。
◆原菜乃華、“ヤバすぎる”女子高生役で新境地
深愛とスーパーの店長である父・那須川夏生(吉沢悠)がただならぬ関係だと知っても思いを募らせていく息子・那須川ハルキ(櫻井海音)。
そんなハルキに思いを寄せる幼馴染・尾崎ちふゆを演じるのは、ドラマや映画、CMと活躍し、今もっとも勢いのある若手女優・原菜乃華だ。
2022年公開のアニメーション映画『すずめの戸締まり』で1700人を超えるオーディションから主人公の声優に選ばれ、話題作にも続々と出演している。
フレッシュでまっすぐな印象の強い原だが、今作で演じるちふゆは、その印象をガラッと変え、見る者の度肝を抜くことに。
ちふゆのハルキに対する思いは凄まじく、ハルキを独占したいがために、学校で「ハルキが自分をレイプしようとした」というとんでもない嘘を広めてハルキを孤立させたり、ハルキが深愛に思いを寄せていることを知って苛立ちを募らせては、どんどん行動をエスカレートさせていく。
そんな、深愛とはまた違った激しすぎる愛を見せるちふゆを「強烈なキャラクターではあるけれど、ある種とても一途で真っすぐ人を愛し続けることができる乙女」と語る原。
「一度ハマったら最後、先が気になってしょうがなくなる、まさに泥濘のような作品だと思います」と本作に期待を寄せる。
◆戸田菜穂が不倫夫の妻に!
このセンセーショナルな本作に、さらなる深みと厚みをもたらすベテラン女優陣も参戦する。
那須川の妻・那須川ふみこを演じるのは、凜とした空気を放ち、時に可愛らしさや強さを見せながら数多くの作品を彩ってきた戸田菜穂。
病気を患い、家にひきこもる生活を送っていたところ、夫の不倫相手とも知らず近寄ってきた深愛に心を開きはじめ、仲良くなっていく。そして那須川家一家全員もろとも深愛の泥濘に引きずりこまれ、パラサイトされて…。
戸田は「優しいからこそ弱い、優しいからこそ傷付き内へ内へと向かうふみこを愛しみながら演じたいと考えています」と役への意気込みと、「何かおもしろい作品が立ち上がる予感がしています。熱量が物凄いです」と本作への期待を語る。
◆筒井真理子は主人公・深愛の毒親役に
そして、深愛の母親・捻木美幸を演じるのは、これまで出演した作品は数知れず、多くのドラマ、映画、舞台で存在感を発揮し、国内外からその圧倒的な演技力と存在感を高く評価されている筒井真理子。
筒井が演じる美幸は、深愛を抑圧してきた毒親で、深愛の那須川への度を越したまっすぐすぎる愛を生むきっかけを作った元凶とも言える存在だ。
筒井はそんな美幸を「我が子を思うゆえの毒親」と分析しつつ、「子を持つ親なら誰もが陥る可能性があるのかもしれません。表面化する言動は性格によって違うとは思いますが、誰の中にも美幸はいるのだと信じていただけるよう意識して演じています」と語った。
◆実力派から期待の新星まで若手俳優陣も集結!
さらに本作には、他にも注目の若手俳優が勢ぞろい。スーパーの店長・那須川の元、深愛と一緒に働くスーパーの店員・児玉役を演じるのは、劇団カムカムミニキーナに所属し、数々の舞台をはじめ、ドラマにも多数出演する実力派の未来。
同じくスーパーの店員・中村を演じるのは、2021年に女優デビューし、翌年にミュージカル『シンデレラストーリー』で主演に抜擢され俳優以外にアーティスト活動など、今後の活躍に注目が集まる水嶋凜。
ハルキの同級生・谷口役には、『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(2023年)で連ドラ初レギュラー出演ながら存在感を発揮している岩瀬洋志。
若手俳優陣が、フレッシュで勢いある魅力で物語をよりいっそう盛り上げていく。