歌のプロが大絶賛!夏川りみの“歌唱”のスゴさ「何を歌っても落ち着いた歌になる」
今さら人に聞けないような“音楽の基本”から、制作の裏側や専門テクニックなど“マニアックな知識”までを掘り下げていく『関ジャム 完全燃SHOW』。
9月17日(日)の同番組に、根本要(スターダスト☆レビュー)&夏川りみが登場。その歌唱のスゴさに迫った。
今年6月に放送されたゴールデン2時間スペシャルで「歌のプロが選ぶとにかく歌唱がスゴいアーティスト20人」に選ばれた根本と夏川。
ゴスペラーズ&三浦大知をはじめ、多くのプロたちが「パーフェクト」と絶賛する歌声をもつ夏川だが、歌う際に意識していることについては「なにもない。お酒も大好きで飲んで、食べて。寝たら声が治る」と話す。
なんでも、「幼い頃から歌が染み付いていた」という夏川。3歳から歌いはじめ、小学2年生から中学校1年生まで父による猛特訓を受けていたそうで、「基礎はやっぱり演歌、歌謡曲だということで、父が先生だったんです。毎日2時間は必ず練習していました」と振り返る。
そんな夏川の歌声を、根本はこのように分析する。
「りみは歌に対して、特別なタイム感(リズムの取り方)がある。オペラやジャズを歌っても、決してオペラにもジャズにもならない。演歌にもならなきゃ、ポップスにもならない。りみのタイム感を歌の中に感じるから、聴いていて安心する。何を歌っても落ち着いた歌になる」(根本)
根本がいうタイム感とは、正確なリズム(メトロノーム)に対して、前や後ろなどさまざまなタイミングでリズムを取ること。安心感があるその歌声には、幼い頃から演歌や民謡で培った夏川独自のタイム感が関係しているという。
夏川も「やっぱ演歌を歌ってたこともあって、(リズムが)結構後ろに行きがちなのもあります。(テンポが)速い歌があまり得意じゃないので…」と、独自のタイム感について語った。