Aマッソ・加納主演の短編映画、英国最大級の国際映画祭 「レインダンス映画祭」でノミネート

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バラエティ番組『トゲトゲTV』に出演している福田麻貴(3時のヒロイン)、加納(Aマッソ)、サーヤ(ラランド)の3人が、佐藤寛太(劇団EXILE)、そして鬼才・長久允監督とタッグを組んだ短編映画『蟹から生まれたピスコの恋』。

4月から動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」で独占配信されている本作は、「差別」という重いテーマを斬新な切り口で描いたブラックエンタメ映画だ。

カニ(父)と人間(母)の間に生まれた女子高生・石田ピスコ(加納)の恋物語と半生を、真面目さと不真面目さが絶妙に交錯するブラックユーモアをもって鮮烈に描いている。

そんな同作が、10月25日から英国ロンドンで開催される「第31回レインダンス映画祭」のフィクション短編部門にノミネートされたことが発表された。

1993年に始まったレインダンス映画祭は、ヨーロッパのインディペンデント映画祭の中でもっとも有名で歴史ある国際映画祭。過去には『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』や『メメント』など話題作のプレミア上映も行われるなど、世界が注視するイベントだ。

また本作はすでに、9月28日からカナダで開催される「第42回バンクーバー国際映画祭」の国際短編部門や、9月2日から英国で開催中の「Short Com International Comedy Film Festival」でもノミネートが決定している。

◆ノミネートを受け歓喜の声

レインダンス映画祭ノミネートの報告を受け、本作の主演・加納は、「我々がコメディアンであることや、バラエティ番組から端を発した映画ということは伏せて、『映画界の巨匠が鬼才アクター3人のスケジュールを何とか調整して撮った作品』という感じで打ち出していけたら(笑)」と加納節を炸裂させつつ、「ノミネートされるなんて、すごいですよね! 一体どんなふうに見られるのか楽しみです」とコメント。

福田は、「私たちからにじみ出る華もあったかと思いますが(笑)、すべては長久監督のおかげです。何かしらの賞は取るだろうなと思ってます」と自信を覗かせる。

サーヤも「日本の少子化がなぜ進んでいるか…この作品を通して、イギリスの皆さんにも日本の社会問題を見ていただけたらなと思います」と、作品力をアピールした。

もちろん、メガホンをとった長久監督も大喜び。

2017年に短編映画『そうして私たちはプールに金魚を、』で日本人で初めてサンダンス国際映画祭ショートフィルム部門のグランプリも受賞した長久監督。しかし、レインダンス映画祭でのノミネートは今回が初。

「最高です!思わずダブルピースしちゃいます。この作品が、ヨーロッパを皮切りに、もっともっと世界中の必要な人に届くことを願っています!」と、歓喜と期待の声を寄せた。