隅々までお札がビッシリ... 会津若松「さざえ堂」の天井から、異世界に続く扉が現れそう
「福島には異様な天井の建物がある」
そんなコメントともに投稿された写真が、X上で注目されている。
こちらは、ツイッターユーザーのRyota(@RyotaKawaguchi)さんが2023年9月3日に投稿した写真だ。天井にお札のようなものが大量に貼られたこの光景。まるで、異世界に繋がるゲートが強大な力で封印されているかのようにも見える、不思議な雰囲気だ。
Ryotaさんが撮影したのは、福島県会津若松市にある国指定重要文化財「会津さざえ堂」の天井。福島に不思議な建物があると聞きつけ、友人たちと撮影しに行ったんだとか。
「撮影時は、天井の札が多い感じにしたかったので、下から広角で映すように撮ってみました」(Ryotaさん)
天井や壁を埋め尽くさんばかりに貼られている千社札に、X上ではこんな声が寄せられている。
「ちょっと夜に1人では行けそうにない場所です。凄い場所ですね〜」
「千社札凄すぎて」
「不思議な感じがします」
「会津さざえ堂」は、高さ16.5メートルの、六角三層のお堂。公式サイトによると、内部には二重らせんのスロープがあり、上りと下りが全く別の通路になっているという世界的にも珍しい建築様式を採用している。
Jタウンネット編集部が5日、「会津さざえ堂」の所有者である飯盛正徳さんに話を聞いたところ、天井に貼られているのはかつての参拝者たちが記念に貼り付けていった「千社札」。天井だけでなく、お堂内部のあちこちに貼られているそうだ。
千社札の1枚1枚に詰まった人々の思いが、さざえ堂の不思議な魅力を更に引き出しているのかもしれない。(ライター:Met)