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●『松屋』の新商品を調査。人気のタイ料理を松屋風にアレンジした一杯を食べに行ってきた

 種類豊富な美味しい丼&定食メニューが人気の外食チェーン『松屋』では、ただ今期間限定にて3種の「ガパオライス」を提供しています。日本でもすっかりお馴染みとなったタイ料理の定番「ガパオライス」を松屋風にアレンジした今回の新メニューは、赤&黄色のピーマンとズッキーニ、粗挽きの鶏肉をガパオソースで煮込み、トッピングの目玉焼きとともに白飯と合わせた一品。たっぷりの具材とスパイスベースの刺激的な味わいは、うだるような暑さで減退気味だった食欲を劇的に急回復させる美味しさで、提供開始の8月15日から、多くのお客さんを大満足させている模様です。

 このビッグウェーブを逃す手はないでしょということで、さっそく最寄りの『松屋』にて実食を敢行。気になるテイストを確認しつつ、せっかくなので少々バテ気味の気力と体力も回復させてもらうことしましたよ!

“ごろごろチキン”が10個も入った「ガパオチキンライス」

「ガパオチキンライス」890円(税込・イートイン・テイクアウト共通)

 今回のガパオライスは基本形となる「ガパオライス」と、”ハンバーグ”を追加した「ガパオハンバーグライス」、そして『松屋』メニューで圧倒的な人気を誇る”ごろごろチキン”を加えた「ガパオチキンライス」の3種類で展開。今回はその中から食べ応えのありそうな「ガパオチキンライス」をチョイスしました!

汁っ気が少ない分、ソースと具材の密度が濃い目に感じられます

 まずはベースのガパオソースから見ていきましょう。ごろごろチキンを具材に入れているせいか、基本メニューの「ガパオライス」や「ガパオハンバーグライス」と比べて汁っ気が少なくなっています。スプーンでガパオソースと具材をすくってパクっ。スパイシーな味が口いっぱいに広がります。さらっとした味わいに続いて、後から押し寄せてくるヒリっとした辛味、粗挽きの鶏ひき肉から染み出る旨みと、煮込まれたズッキーニの柔らかな触感、赤&黄ピーマンからの甘味も加わって、奥行きのあるコク深い美味しさです。これはご飯がモリモリ進んじゃうやつ!

「ごろごろチキン」はさすがの存在感です!

 そして”ごろごろチキン”。ぶつ切りの鶏モモ肉が、文字通りお皿の上にごろっと入っています。ガパオソースをしっかりと纏わせて、こちらもご飯と一緒にパクっ。プリっと弾力のある食感に続いて、鶏肉の旨みと皮の脂がじゅわっと広がります。カレーと同じスパイス系&鶏ひき肉を使っていることを思えば当然とはいえ、ヒリッと辛いガパオソースとの相性は超バツグン。具材として違和感なく溶け込んでいます。

 目玉焼きと一緒にいただけば、とろっと流れ落ちる黄身の濃厚なコクが辛味をマイルドにし、火が通った白身のプリンとした食感がちょうどよいアクセントに。口に入ってくる全ての食材がパーフェクトな美味しさを感じさせてくれますね。ごちそうさま!

まとめ

こちらは「ガパオライス」590円(税込・イートイン・テイクアウト共通)。こちらのガパオソースはシャバっと緩め

 ガパオソースと具材の野菜&鶏ひき肉、そしてごろごろチキンと、どこを取っても非の打ち所がない美味しさだった「ガパオチキンライス」。ごろごろチキンが10個も入っていたのに加え、ガパオソースのスパイシーな辛さ、また目玉焼きの意外と侮れない美味しさも相まって、食後はご飯大盛りにしておくべきだったと軽く後悔したほどでした。

 その辺を踏まえ、実食した翌日に即リピートを敢行(笑)。メニュー画像の“ガパオソースの汁っ気”を確認するのを含めて「ガパオライス」も食べてみたんですが…これがやはり「ガパオチキンライス」とは別物! ガパオソースはいわゆるシャバシャバ系で、ソースだけをスプーンですすることができるほどでした。ソースの味わい自体に差はなく、こちらも非常に美味しくいただけました。

左が「ガパオライス」、右が「ガパオチキンライス」

 ごろごろチキンか、それともシャバっとしたガパオソースを取るか。判断が分かれるところですが、筆者は「ガパオライス」の方が好みかなあ。恐らく「ガパオハンバーグライス」もシャバっと系ソースのようなので、いずれ近いうちに実食して3種の「ガパオライス」、完全制覇を成し遂げる予定です。

 今時期の暑さもその美味しさに拍車を掛けていること間違いなしの「ガパオチキンライス」。他の2品も合わせまして、ぜひお近くの『松屋』でお試しください!

(撮影・文◎河西まさあき)

●DATA

3種の「ガパオライス」

期間:2023年8月15日(火)~ ※期間限定・なくなり次第販売終了
販売:一部店舗を除く全国の『松屋』
https://www.matsuyafoods.co.jp/