インテル・マイアミに加入したブスケッツ photo/Getty Images

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リオネル・メッシはやっぱり凄かった。

今夏にアメリカのインテル・マイアミに移籍したメッシは、21日に行われたMLSとメキシコのリーガMX共同開催のリーグカップ第1節クルス・アスル戦でデビューを飾り、後半アディショナルタイムにお得意のフリーキックを決めてチームを勝利に導いた。最後の最後に決めてしまうところがメッシらしいところで、最高のデビューだ。

ただ、凄かったのはメッシだけではない。もう一人称賛されるべきは、メッシと同じ54分からピッチに入ったMFセルヒオ・ブスケッツだ。

今夏にバルセロナを離れたブスケッツもインテル・マイアミに合流しており、再びメッシとチームメイトになった。そのブスケッツ効果も抜群だ。

リーガ・エスパニョーラやチャンピオンズリーグに比べると相手のプレッシャーが甘いところもあり、今回のクルス・アスル戦でもブスケッツが前を向いてプレイする機会が多かった。ブスケッツはバルセロナのアンカーを長く任されてきた名手であり、自由に前を向かせるのはあまりに危険だ。

米『ESPN』は「メッシのデビューも凄かったが、ブスケッツのセンセーショナルなデビューも忘れないで」とブスケッツの活躍を取り上げており、ブスケッツも加入早々から効果的なパスで攻撃を巧みに組み立てていた。

当然バルセロナ時代と同じようにブスケッツからメッシへのパスもある。クルス・アスル戦でも2人のパス交換は目立っており、これからインテル・マイアミと対戦するチームはこのホットラインを絶たなければならない。

SNSでは「メッシとブスケッツは2シーズン一緒にプレイしていなかったが、まだ互いを理解しているね」、「マエストロそのもの。過小評価されている」、「今夜のブスケッツはメッシより優れていたかもしれない」などサポーターから喜びの声が挙がっている。

メッシの特長を理解し、近くでサポートできるブスケッツの加入も大きい。この2人だけでMLSで違いを生めるはずで、ブスケッツとの関係からメッシがゴール量産というシナリオもありそうだ。