「近所付き合い」得意？ 苦手？ 499人が答えた「付き合いの程度」ランキング、3位は「おすそ分けやお土産交換をする」
あなたは普段、どの程度の「近所付き合い」をしていますか。AlbaLink（東京都江東区）が運営する不動産情報メディア「訳あり物件買取ナビ」が、「近所付き合い」に関する意識調査を実施。その結果を発表しました。
「トラブル防止」でおすそ分けをする人も？
調査は2023年7月9〜11日、一戸建てに住んでいる人を対象に、インターネットリサーチで実施。計499人（男性168人、女性331人）から有効回答を得たものです。なお、回答者の年代は、10代0.6％、20代14.2％、30代36.1％、40代27.5％、50代14.6％、60代以上7.0％となっています。
まず、全回答者に「近所付き合いが得意か、苦手か」について聞いたところ、「どちらかといえば苦手」が59.5％、「とても苦手」が25.3％となり、全体の84.8％が「苦手」と感じていることが分かりました。一方、「どちらかといえば得意」は14.4％、「得意」と答えた人はわずか0.8％でした。家が近い“だけ”で関わることになるご近所さんとは、「共通点や共通の話題がない」「家族構成や年代が全然違う」といったケースもあるため、難しさを感じる人が多いのかもしれません。
次に、ご近所さんとの「付き合いの程度」について聞きました（複数回答）。
3位は「おすそ分けやお土産交換をする」（85人）です。仲のいい人やお隣さんとは、おすそ分けやお土産の交換をしている人もいるようで、「一番親しく付き合っているご近所さんとは、お互いにおすそ分けをします（30代女性）」「町内のごく一部のお宅とは、おすそ分けやお土産を渡したりする（50代男性）」「隣人が畑でゴーヤを作っているらしく、たまに頂きます（40代女性）」といったコメントが寄せられました。また、「普段子どもがうるさくしているから」などの理由で、ご近所さんとトラブルにならないよう、おすそ分けをしている人もいるようです。
2位には「立ち話や世間話をする」（150人）がランクイン。「犬の散歩中にすれ違った顔見知りの人と、犬の話や世間話をする（20代女性）」「たまに立ち話もするが、自分からは話にいかない（30代男性）」「回覧板を持っていくとき、少し立ち話をする程度（60代以上女性）」といった声が集まる結果に。ご近所さんと何らかの共通点があれば、立ち話で情報交換したいと考える人も多いのかもしれません。一方で、積極的に話すのではなく、「話しかけられたら付き合う」というスタンスの人も多いようです。
そして、1位となったのは「あいさつのみ」（410人）でした。「ごみ捨てのときにあいさつする程度です（20代女性）」「あいさつくらいはしている（30代男性）」「私からはあいさつだけ（40代女性）」など、「すれ違ったり、目が合ったりしたときにあいさつするだけ」という人が圧倒的多数であることが分かりました。あいさつをしないと「感じの悪い人だな」と思われる可能性もあるもの。普段からあいさつをしておけば、お互いに顔や雰囲気が分かって安心しやすいのかもしれません。
調査結果を受けて、同社は「近所付き合いがあれば緊急時に助け合いができ、地域の防犯力が上がり、子育てしやすくなるなどのメリットがあります。一方で、隣人が過度に詮索・干渉してくるタイプの場合には、近所付き合いが負担になってしまうことも」「いろんな考えの人がいることを理解した上で、『助け合いつつも干渉はしない』といったように、お互いが安心して暮らせる関係になれるといいですね」とコメントを寄せています。
