【夏場は要注意】シロアリによる被害に気づいたきっかけは? クロアリと見分ける方法は?
全国各地で発生している「シロアリ被害」。老朽化した木造住宅はもちろん、防蟻処理をしている家でも状況により、シロアリが発生する可能性はあります。シロアリ被害に遭った人はどのようなきっかけでそのことに気づいたのでしょうか。
シロアリに気づいたきっかけは「羽アリを見た」が最多
シェアリングテクノロジー株式会社が、シロアリ被害に遭ったことがある人を対象としてアンケートを実施。シロアリ被害に気付いたきっかけを複数回答で聞くと、最も多かった回答が「羽アリ(死骸・残骸も含む)を見た」でした。
5月上旬に活動が活発になる「ヤマトシロアリ」の羽アリは雨の翌日、よく晴れた昼間に大量発生する傾向にあるとのこと。羽アリとシロアリはイコールではありませんが、この時期に羽アリを見かけたら、シロアリを疑いましょう。
シロアリを見分けるポイントは「くびれ」と「触角」
シロアリの羽アリは、くびれと触角で見分けることができます。シロアリの羽アリはくびれがなく、胴体が寸胴で、数珠のように丸が連なった直線の触角が特徴です。対してクロアリの羽アリは胴体にくびれがあり、触覚が長く、くの字型です。より詳しい見分け方は「シロアリ110番」のサイトで確認を。
シロアリ被害が発生すると、フローリングや畳、柱などがボロボロになり、耐震性能を損なうこともあります。シロアリを寄せ付けないために、日頃から防蟻剤を撒くなど対策をすることが大切です。そして、もしシロアリを見かけたら、大量発生する前の初期段階に駆除し、被害の拡大を防ぎましょう。