東京巧者のトーセンメラニー(21年6月撮影、ユーザー提供:きずなさん)

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 東京11Rの江の島ステークス(3歳上・3勝クラス・芝2000m)はトーセンメラニー(牝5、美浦・小桧山悟厩舎)の末脚にかける。

 前々走の2勝クラスを離れた最後方から鮮やかに差し切ったように、現級でも通用する決め手の持ち主だ。昇級戦だった前走のスピカSは後方ままの13着だが、当時は道悪に加え、ハイペースで超縦長となる特殊な展開だったから参考外でいい。

 これまで東京芝で6戦。うち5戦が未勝利とはいえ、[1-4-1-0]の複勝率100%はちょっとしたものだ。しかも6戦中4戦で上がり3F最速をマーク。今の東京は決め手が生きる馬場コンディションだけに、4角で馬群が凝縮するような展開になれば、十分に上位争いになっていい。