ドバイSCを圧勝したイクイノックス(ユーザー提供:みなかじさん)

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 近年の宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)では、1番人気が苦戦を強いられている。一昨年のクロノジェネシスが14年のゴールドシップ以来、実に7年ぶりの勝利。昨年はエフフォーリアが6着に沈んでいる。

 さらに関東馬に限ると、輪をかけて成績が悪くなる。1番人気の関東馬の勝利は、何と82年のモンテプリンスが最後。その後は86年クシロキング(7着)、88年ニッポーテイオー(2着)、95年サクラチトセオー(7着)、03年シンボリクリスエス(5着)、16年ドゥラメンテ(2着)、22年エフフォーリア(6着)と6連敗中なのだ。

 今年はGI・3連勝中のイクイノックス(牡4、美浦・木村哲也厩舎)の1番人気が濃厚だ。初の関西圏での競馬となること、美浦の坂路が閉鎖されたことを考慮し、6月上旬から栗東に滞在。関東馬ながら“関西馬”として挑む一戦で、約40年続くジンクスに終止符を打てるのかどうか。大いに楽しみな一戦となる。