昨年の青葉賞で重賞初制覇したプラダリア(ユーザー提供:白銀さん)

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 菱田裕二騎手が宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)のプラダリア(牡4、栗東・池添学厩舎)でJRA・GI初制覇を狙う。

 菱田騎手はデビュー12年目の30歳。主にローカル開催を主戦場として、これまでにJRA重賞を5勝している。しかし、GIに限れば27回騎乗して、昨年の天皇賞(春)のテーオーロイヤルの3着が最高。意外にも今年は宝塚記念がGI初騎乗となる。

 プラダリアの主戦を務める池添謙一騎手がスルーセブンシーズに騎乗するため、代打として巡ってきたチャンス。過去の重賞5勝が6、11、2、5、2番人気だから、伏兵での一発はお手の物と言える。

 GI馬が8頭も顔を揃えたとあって、さすがに実績では見劣るが、相手なりに走れるタイプ。休み明けで良化途上だった目黒記念(5着)を使われ、出来も上昇気配。波乱の主役となっても驚けない。