シンガーのケシャが卵子を凍結したことを告白、その手術後に瀕死の重体に陥っていたことを明かしている。ウェルネスサイト「SELF」のインタビューで語った。ケシャは昨年12月頃にその手術を受けたという。「私はただ自分の生殖の健康を自分の手で守ろうとしていただけ。私はみんなも同じ行動をとること、自分の体を尊重することを支持している」と卵子の凍結を決心した理由について説明している。

しかしその数週間後、体調に異変が。大晦日にバハマでステージに立ったが、公演終了後歩けなくなり病院に運ばれた。そこで医師に「不妊治療を受けたことで珍しい合併症を発症している」と診断された。合併症は重く、彼女はその後マイアミの病院に9日間入院した。医師によると合併症が起きたのは免疫が弱まっていたから。ケシャは過去に分類不能型免疫不全症だと診断されている。

ケシャは「今年1月に死にかけたんだ」「回復したと感じるようになるまで数か月かかったけれど、本当に怖かった」と振り返りつつ、この事件がきっかけで休むことの大切さを実感したと話す。「睡眠が一番大切だと学んだ。私は10代と20代の遅れを取り戻そうとしている感じで生きている。でもできるだけ睡眠を取るようにしているし、それは絶対に守らなくてはならない」。彼女は長年摂食障害に苦しんできたことを過去に告白している。また2014年には元プロデューサーのドクター・ルークから身体的、感情的、性的な虐待を受けていたとして訴訟も起こしている。報道によると彼との裁判は今も継続中。今回のインタビューでは、今はこれまでに受けたトラウマから回復しているところだとも語っている。心身共に完全復活する日を待ちたい。