前々走の大阪杯で3着に健闘したダノンザキッド(ユーザー提供:DKさん)

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 阪神巧者のダノンザキッド(牡5、栗東・安田隆行厩舎)が宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)で2つ目のGIタイトルを狙う。

 ダノンザキッドは2歳時にデビュー3連勝でホープフルSを制し、クラシックの有力候補と目された。その後はまさかの13連敗中だが、阪神に限るとマイルCSが一昨年3着(5番人気)、昨年2着(8番人気)、そして今年の大阪杯が3着(10番人気)だから、一度も崩れていない。とりわけ大阪杯は距離こそ200m違うが、宝塚記念と同じ内回り。そこで1着ジャックドール、2着スターズオンアースとタイム差なしの3着だから、文句なしに高評価できる。

 勝ち切れないためか、GIでは常に人気薄だが、地力の高さは結果が証明している。まして得意の阪神なら絶対に無視できない存在。完全復活をアピールするGI2勝目を期待したい。