マーメイドSに出走予定のウインマイティー(c)netkeiba.com

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 今週の日曜日は、阪神競馬場でマーメイドステークス(GIII・芝2000m)が行われます。

 過去10回では6番人気以下の台頭が目立ち波乱傾向の強い一戦と言えそうです。ハンデ戦である事に加えて、紛れが生じやすい阪神内回りで行われる事が要因のひとつとして考えられます。

 また、過去10回で前走が重賞だった馬に比べ、3勝クラスに出走していた馬の方が良績を残しています。重賞に出走していた馬と条件戦から参戦してきた馬との能力比較が難しい事も波乱が起こりやすい理由かもしれません。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走7番人気以下の6歳以上の馬(ただし、前走が27週以上の休み明けだった馬は除く)
[0-0-0-13]複勝率0%
該当馬:ウインマイティー、ホウオウエミーズ
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 上位人気が予想されるウインマイティーが該当しました。

 過去10回のマーメイドSでは4歳馬と5歳馬に良績が集中しており、6歳以上の馬は苦戦する傾向にあります。本格化を迎えた、もしくは迎えつつある4歳と5歳の馬が中心と言えます。6歳以上の馬は能力のピークを過ぎているため、4歳馬や5歳馬に太刀打ちできないと言えるでしょう。

 ただし、6歳以上の馬でも前走である程度の人気を集められている場合は、能力に陰りが見られない証とも言えるので好走する可能性があります。また、前走が7番人気以下だったとしても、その前走が27週以上の休み明けの場合、能力のピークが過ぎているから人気を得られなかったわけではなく、間隔が開きすぎている事が多くの支持を集められなかった要因だと考えられますので注意が必要です。

 重賞レースの参考として、是非お役立てください。