初のスプリント戦がプラスに出そうなハリウッドヒルズ(今年5月撮影、ユーザー提供:もふさん)

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 函館9Rの下北半島特別(3歳上・1勝クラス・芝1200m)はハリウッドヒルズ(牡6、美浦・田中博康厩舎)に注目だ。

 4歳秋に未勝利の身で現級を制した実力馬。その後は8戦して2着1回、3着3回と惜敗が目立つが、総じて行きっぷりが良過ぎて、末が甘くなっている印象だ。ここ2戦は芝1400mに転じて2着、3着と手堅くまとめているが、やはりスムーズに運び過ぎた感じがあった。

 陣営も業を煮やしたのか、今回は“最後の手段”ともいえる芝1200mへのチャレンジ。一か八かの感じはあるが、タメを利かせるという意味では、プラスに出る可能性が高い。先週、この舞台の函館スプリントSを制した横山武史騎手の手綱も心強く、待望の2勝目を期待したい。