マーメイドSに出走予定のランスオブアース(C)netkeiba.com

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 マーメイドステークス(3歳上・GIII・芝2000m)はとにかく荒れるレースだ。3連単は発売開始された05年以降、18年連続で万馬券。近5年に限れば全て2桁配当となっている。

 そして波乱の主役となっているのが、ハンデが50~51kgの軽量馬。近5年の該当25頭の成績は[4-2-0-19]の勝率16%、連対率24%で、19年と21年にはワンツーを決めている。連対した6頭の人気は10、7、10、7、10、5と伏兵ばかりなので、穴党なら絶対に無視できない。

 さらに絞り込むなら、前走で3勝クラスを走っている馬がいい。該当馬は[4-1-0-11]の勝率25%、連対率31%だから、好走確率が大幅にアップ。前走2桁着順からの巻き返しもあるので、少なくともヒモでは押さえたい。

 今年の登録15頭のうち、ハンデが50~51kgは8頭。そのうち前走が3勝クラスだったのはタガノフィナーレ(牝4、栗東・中村直也厩舎)、ヒヅルジョウ(牝4、栗東・岡田稲男厩舎)、ランスオブアース(牝5、栗東・本田優厩舎)の3頭だ。いずれも穴っぽいが、あえて1頭に絞ればランスオブアース。前走のシドニーTは2年半ぶりの芝だったが、中団から渋太く脚を使って0秒5差の4着。芝にメドの立つ走りだった。決して切れるタイプではないので、坂のある阪神に替わるのはプラス。前走から5kg減の51kgなら、立ち回り一つで好勝負になっても驚けない。