Funlidayはこのほど、「2023年夏休みに台湾人が訪れる日本の旅行先」に関する調査結果を発表した。調査は6月8日、旅行計画アプリ「Funliday」上にて計画されている夏休み期間中(7月1日〜8月31日)の旅行データを分析した。

「2023年夏休に台湾人が訪れる日本の旅行先」ランキング

「2023年夏休みに台湾人が訪れる日本の旅行先」ランキング、「東京」がダントツの1位となった。2位の「大阪」とは倍の開きがあり、以下、3位「沖縄」、4位「京都」、5位「北海道」、6位「福岡」、7位「千葉」、8位「神奈川」、9位「山梨」、10位「大分」と続き、訪日旅行の4割が関東に集中する結果となった。

旅行日数については、1日〜最大43日までさまざまで、ボリューム的には5〜7日が多く、平均日数は7.2日と2019年よりは長い傾向となった。

東京/関西人気トップ10

1位の「東京」についてさらに詳しく分析すると、浅草の「雷門」が1位に。続く2位は「スカイツリー」、3位は「SHIBUYA SKY」となっており、渋谷周辺では、「ハチ公像」「渋谷ロフト」も上位に。次いで4位「明治神宮」、5位には「東京ディズニーシー」がランクイン。今年40周年の東京ディズニーランドだが、台湾人にはやはりディズニーシーの方が人気のよう。

以下、6位「ジブリの森美術館」、7位「竹下通り」、8位「吉祥寺」、9位はBLUE BOTTLE COFFEを目的に「清澄白河」、10位は「下北沢」となった。

一方、関西方面を訪れる台湾人のお目当ては、圧倒的に「USJ」。関西空港に降り立つ3分の2以上が訪れるという。そのほか3位に「黒門市場」、7位「大阪城」、8位「道頓堀」、10位に「心斎橋筋」と定番の観光地が上位にランクイン。京都は、2位の「清水寺」、“千本鳥居”が人気の「伏見稲荷大社」(6位)など、「映える、日本らしい場所」が上位に。夏らしく「鴨川の川床」もベスト50入りとなった。

沖縄/北海道/福岡・九州地区人気トップ10

次に、「沖縄」をより分析。その結果、1位「美ら海水族館」、2位「国際通り」、3位「アメリカンビレッジ」と、人気スポットの上位に変動は少ないが、今年再オープンしたばかりの「第一牧志公設市場」が早速9位に。また、レンタカープランが多いため、他の地域よりも細かく予定が組まれているのが特徴的。

「北海道」では、夏というだけあって「富良野エリア」が強い。1位「狸小路商店街」、2位「四季彩の丘」、3位「白金青い池」、4位「ファーム富田」、5位「小樽運河」となり、台湾でもラベンダーは周知されているので、圧倒的に道央エリアが多いランキングに。また、台湾人が大好きな「白い恋人パーク」が6位にランクイン。必ず訪れる場所として札幌の定番になりつつあるよう。エリアの次点では函館、洞爺湖温泉。夏のトマム(星野リゾート)に滞在が点在する。北海道もレンタカーはあるが、沖縄ほど顕著ではない。

「福岡・九州地区」では、現在直行便が多い福岡を中心とした北九州地区に集中。1位「太宰府天満宮」、2位「金鱗湖」、3位「九州自然動物公園」、4位「キャナルシティ博多」、5位「熊本城」、6位「ららぽーと福岡」となり、福岡を起点に、湯布院、大分、熊本を周遊するプランが多く、福岡市内ではショッピング、グルメを堪能し他地区で観光を楽しむという流れとなっている。