宝塚記念に出走予定のジェラルディーナ(撮影:井内利彰)

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 昨年のエリザベス女王杯で初GI制覇を果たしたジェラルディーナ(栗東・斉藤崇史厩舎)。今年出走した大阪杯、クイーンエリザベス2世Cは6着。次走は宝塚記念(6月25日・阪神芝2200m)を予定している。

 今朝15日は今回初コンビとなる武豊騎手が跨っての1週前追い切り。木曜日ということもあり、馬の少ない時間帯のCWへ悠々と馬場入り。3歳時のような折り合いに難しさを見せることのなくなった今、どんな状況でもゆったり走ることができるのは強みだろう。

 6F標識を通過した時点ではさほど速くなかったラップも5F標識を過ぎたところで少しペースアップ。じわじわと加速しながら4コーナーを回り、最後の直線で一気にスピードが上がった。この馬らしい、緩急ある動きでゴール前の走りも機敏。単走ではあるが、しっかりと動いたという印象だった。

 時計は6F82.1-5F65.9-4F51.1-3F36.2-2F22.6-1F11.4秒。先週はCW6F85.7秒と少し遅い時計だったが、今週は道中のラップを速めての時計。2F22.6秒は先週と変わらない数字だけに、確実に先週から今週で上昇している。そんな判断ができる時計といってもよいだろう。

(取材・文:井内利彰)