宝塚記念に出走予定のジャスティンパレス(写真手前、撮影:井内利彰)

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 6月8日に発表された宝塚記念(6月25日・阪神芝2200m)のファン投票最終結果で12万票を超えて5位になったジャスティンパレス(栗東・杉山晴紀厩舎)。前走はC.ルメール騎手とのコンビで初GI制覇となったが、今回は神戸新聞杯を勝ち、菊花賞でも手綱をとった鮫島克駿騎手が騎乗予定。

 ということで、今朝14日はジョッキー騎乗でのレースに向けた1週前追い切り。1回目のハローが終了した時間帯のCWで、未勝利、1勝クラスと連勝中の3歳馬エルトンバローズを追走。道中は4馬身弱追いかけていたが、ダイナミックなフットワークで、いつでも前に追いつきそうな勢い。

 だからといって行きたがる様子は全くなく、道中はきれいな加速ラップ。最後の直線に入り、外から前に並びかけていくが、相手もまだまだ脚色に余裕があり、ここで一気にラップが速くなる。

 ここでしっかりと追いついて、最後の1Fはほぼ馬体を並べたような感じでフィニッシュ。時計は6F79.6~5F64.7~4F50.0~3F35.6~2F22.6~1F11.4秒。ゴール前で最速ラップを踏むことはできなかったが、内容としては全く問題ない。むしろ迫力十分の動きで、前走勝った時の1週前追い切りと遜色ない。

(取材・文:井内利彰)