川崎SSに出走するキモンルビー(撮影:高橋正和)

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 6月13日(火)に川崎競馬場で行われる川崎スパーキングスプリント(4歳上・SIII・ダ900m)。地方の超短距離戦をシリーズ化した『地方競馬スーパースプリントシリーズ』の一戦で、南関重賞では最も短い900mで行われる。

 1着、2着馬には7月に船橋競馬場で行われる習志野きらっとスプリントへの優先出走権が与えられる。瞬きすら許されない1分足らずの電撃戦に注目だ。発走予定日時は13日(火)の20時10分。主な出走予定馬は以下の通り。

■キモンルビー(牝6、船橋・川島正一厩舎)

 20年12月から22年1月の船橋記念まで12連勝を飾り、一気に地方を代表する名スプリンターへと駆け上がった。その後も1000m以下では全て3着以内に好走。安定したスタートとスピード能力で、久々の重賞タイトル獲得を目指す。

■ティアラフォーカス(牡4、大井・宗形竹見厩舎)

 逃げ差し自在な脚質を武器に短距離路線で活躍。今年1月の船橋記念では、カプリフレイバーらを相手に重賞初制覇を飾った。前走の東京スプリントでもJRA勢相手に直線半ばまで食い下がり見せ場十分。重賞2勝目を飾り、さらなる大舞台へ飛躍したい。

■マッドシェリー(牝5、川崎・山田質厩舎)

 川崎900mで16連対はメンバーの中で最も多く、同舞台で3戦連続2着と好調を維持。前走のトライアルでは、今回も対峙するプリモパイソンに敗れたが、斤量差が2kgに広がるぶん逆転の可能性はあるだろう。最も得意な舞台で悲願の重賞初制覇なるか。

 そのほかにもJRAの丸田恭介騎手が騎乗するコウギョウブライト(セ8、川崎・林隆之厩舎)、一昨年の覇者カプリフレイバー(牡6、船橋・稲益貴弘厩舎)、トライアルを制したプリモパイソン(牡5、川崎・内田勝義厩舎)などが出走を予定している。