前走の福島牝馬Sは惜しくも2着だったビッグリボン(ユーザー提供:Hoaka Pさん)

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 福島牝馬Sで2着だったビッグリボン(牝5、栗東・中内田充正厩舎)が、マーメイドステークス(3歳上・牝・GIII・芝2000m)で重賞初制覇を目指す。

 ビッグリボンはここまで9戦4勝。爪の不安などで長い休みを2回挟んでいるが、着実に出世の階段を駆け上がってきた。オープン昇級後も関門橋Sが3着、そして重賞初挑戦となった前走の福島牝馬Sがハナ差の2着。少なくとも牝馬同士なら重賞を勝てる力があることは間違いない。阪神芝2000mは3走前にサンタクロースSを制した得意舞台。ここは初タイトル獲得の絶好のチャンスと言えるだろう。

 全兄キセキは17年の菊花賞馬。その後は勝利に手が届かなかったものの、GIで2着4回、3着1回と活躍し、6億円以上を稼ぎ出した。遅ればせながら妹もここで初タイトルを手にして、偉大な兄に一歩でも近づきたい。