安達祐実さん(写真:つのだよしお/アフロ)

写真拡大

俳優の安達祐実さん(41)が2023年6月7日、国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア 2023」のオープニングセレモニーに出席した。

安達さんは短編映画「I SCREAM FEVER」に思春期の娘を持つ母親役で出演している。セレモニーで安達さんは「私も実際、高校生の娘がおりますので」と語ったが、この発言が「マジかよ」などと驚きを呼んだ。J-CASTニュースは驚きの声が上がった理由について、識者に意見を聞いた。

安達祐実さんに高校生の子どもがいるってマジかよ・・・」

安達さんは舞台あいさつで、娘が高校2年生であるとも明かした。司会を務めていた俳優の別所哲也さん(57)からは、「高校生の娘さんがいるんですか?」「ついこの間までね、こんなに小っちゃくてね」という驚きの声が上がった。

安達さんについて報じたニュースには別所さんと同様に会場内もどよめいていたと報じるものもあった。ツイッターでも、

安達祐実さんに高校生の子どもがいるってマジかよ・・・」「自分もびっくり!! 41歳・安達祐実高校生の娘がいる』」「最近一番びっくりしたこと。安達祐実さんに高校生の娘さんがいるってっ事!私の中では少女なんですが、、、」

といった、安達さんに高校生の娘がいるという事実に驚いたとする声が上がった。

安達さんは2006年4月に第1子長女を出産しており、その事実が秘密になっていたわけではない。それを考えれば、2023年現在、高校生の年齢になる娘がいるのは当たり前の話だが、それでも驚きが広がった形だ。

一体なぜなのだろうか。編集部は放送コラムニストの高堀冬彦氏に話を聞いた。

「安達さんは子役時代のころの面影がかなり色濃く残っています」

取材に対し、高堀氏は安達さんが高校生の娘がいると驚かれてしまう理由について、子役出身であることに絡めつつ、他の子役出身の俳優と比較しながら説明する。

「子役出身の俳優さんは少なくありません。坂上忍さん、戸田恵梨香さん、岡田結実さん、夏帆さん、大沢あかねさん、杉田かおるさんらです。最近では芦田愛菜さん、鈴木福さんが挙げられます。ただし、こういった人たちと安達祐実さんでは大きな違いがあります。安達さんは子役時代のころの面影がかなり色濃く残っています。1993年の映画『REX 恐竜物語』、1994年の日本テレビのドラマ『家なき子』のころから顔のベースが変わっていません」

その上で高堀氏は、「子役時代からの面影が消えないと、周囲はどうしても内面も変わっていないと思いがちです」と、安達さんを見る人々の認識を指摘。「だから『もう高校生の子供がいるのか』と驚くのでしょう」と指摘した。

続けて、高堀氏は安達さんについて、「結婚時も離婚時も『結婚か』『離婚か』と驚く人がいました」と、「スピードワゴン」の井戸田潤さんとの1回目の結婚時(2005年9月)、及び2009年1月の離婚時の報道を振り返る。加え、

「安達さんの場合、声も子役時代から大きく変化していないので、なおさらです。おまけに女優としては身長が小さめ(1メートル52)なので、余計に昔のイメージが残っています」

と見解を示した。

「自分が抱いている昔のイメージのままでいてほしいという人は少なくないのでしょう」

最後に、高堀氏は現在の安達さんは当然に「大人の女性」であると念押ししつつ、ファンの一部に子供の頃の安達さんの姿への執着があるのではないかとも語った。

「2013年の写真集『私生活』では乳首が透けるセクシーショットを披露していますし、翌2014年の主演映画『花宵道中』では大胆に脱いでいます。言うまでもなく大人の女優です。半面、この時もファンの一部からは『脱いでほしくない』という声が上がりました。自分が抱いている昔のイメージのままでいてほしいという人は少なくないのでしょう」

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)