日本に敗れうなだれる韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)

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韓国野球委員会(KBO)は2023年6月7日、ソウル市内で懲罰委員会を開き、3月に開催したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)期間中に飲酒した韓国代表3選手に対して懲戒を下した。複数の地元メディアが同日報じた。

地元通信社「聯合ニュース」(WEB版)によると、KBOはキム・グァンヒョン投手(SSGランダース、34)に社会奉仕80時間と制裁金500万ウォン(約53万円)、イ・ヨンチャン投手(NCダイノス、34)とチョン・チョルウォン投手(斗山ベアーズ、24)には社会奉仕40時間と制裁金300万ウォン(約32万円)の処分を科した。

WBC3大会連続1次ラウンド敗退

地元メディアによると、キムはKBOの調査に対してキャンプ地の大阪から東京への移動日である3月7日の夜と、日本戦が行われた10日夜に飲酒したことを告白し、イとチョンはともに10日夜に飲酒した事実を認めたという。これにより3選手は出場選手登録を抹消された。

韓国はWBC本戦に備えて京セラドームで3月6日にオリックス、7日に阪神とそれぞれ強化試合を行い、7日の試合後に東京入りした。

3月9日に開幕したWBC本戦で韓国は初戦にオーストラリアと対戦し7−8で敗退。10日の日本戦は4−13で大敗した。チェコ共和国、中国に連勝したものの通算2勝2敗で1次ラウンド敗退。ベスト4を目標に掲げていたが3大会連続で1次ラウンド敗退した。

地元メディア「朝鮮日報」(WEB版)によると、KBOは「代表チーム選手団の管理が不十分だったことについて深くお詫び申し上げます。また今後、国家代表運営規定をより細分化し、今後の再発防止のために徹底的に準備して努力いたします」との声明を発表したという。