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 エデン・アザール、マリアーノと共に、土曜日にはマルコ・アセンシオも、レアル・マドリードから退団することが発表された。同選手との契約はこの夏をもって満了を迎えており、クラブ側からの契約延長には応じず、このままパリ・サンジェルマンへと移籍することが見込まれている。

 この決断の背景には、27歳のアタッカーが思うような出場機会を得られなかったという不満があり、主力とよべる期間はここ数年でせいぜい数週間程度しかなかった。これはエスパニョール・バルセロナへのレンタル時代に欧州スーパーカップのセビージャ戦で見事なゴールを決め、そのダイナミズムからレアルの特別なジョーカーとなっていた、その後の成長曲線としてはあまりにも物足りないもの。ガレス・ベイルと同様に負傷にも泣かされ、クリスチアーノ・ロナウドの後に続くような道を歩むことはできていない。

 その一方でその行き先と目されるパリ・サンジェルマンでは、既報通りにリオネル・メッシの今シーズン限りでの退団が明らかになっており、「史上最高の選手が在籍したことを誇らしく思うと共に、その余韻にひたりながら、レオの今後の多くの成功と健闘を祈念しております。」と投稿。そのためその穴埋め役として、現在はアセンシオが有力視されているところだ。