築50年超えの団地に住み替えたことを機に、老いじたくを意識するようになった、54歳、ひとり暮らしのきんのさん。

『1か月15万円以下の心ゆたかなひとり暮らし』(扶桑社刊)では、1か月の予算12万円で暮らすきんのさんの節約の工夫を紹介。ここでは、同書の記事を抜粋し、おトクに休日を楽しむためのレジャー費の節約テクをお見せします。

50代、月12万円生活。レジャー費は予算を意識しておトクそのものを楽しむ

1か月の支出の中で、レジャー費の予算を少し多めにとっているというきんのさん。一体どのような使い方をしているのでしょうか?

●いつもの休日がゲーム感覚で大充実「3000円休日」

原田ひ香さんの小説『三千円の使いかた』に感銘を受けて始めた「3000円休日」。「予算内で充実した休日にしようとあれこれ考えるのが、また楽しいんです」

ショッピングモール内の映画館で、おトクな会員価格で映画観賞。さらに、チケット半券の提示でモール内のお店で特典が受けられるサービスを利用。

この日は、ファストフード店でポテト(Sサイズ)、ドラッグストアで栄養ドリンクをゲット。ファストフード店では、上記サービスに加え、アンケートに答えてコーヒー(Sサイズ)も無料に。払ったのはホットアップルパイの100円だけ。充実したカフェタイムになりました。

特典内容は体験当時のものです。時期により異なる場合があります

 

●陶芸教室やプチ旅行も安く楽しむ

習い事や日帰り旅行もリーズナブルに。「陶芸教室では1回3000円+焼き代で小物や器をつくっています。

先日は成田山新勝寺へプチ旅行。お弁当を持参したので、お土産や交通費を入れても3000円以内でした」

●サブスクは申し込みと同時に解約日を設定

動画配信などの定額サービス(サブスク)は期間限定で月会費が安くなるキャンペーン期間に利用。「解約予定日を書き込んでおけば、解約忘れがありません」

●自治体のガイドブックやクーポンがおトク

旅行の際は、行きたいお店や効率的な乗り換え方法など、自分だけの旅程表をつくって綿密に計画。「意外と使えるのが自治体の観光情報サイト。問い合わせるとミニガイドブックや、地域のお店や観光スポットで使えるクーポンを送ってくれることもあるんです」

『1か月15万円以下の心ゆたかなひとり暮らし』(扶桑社刊)では、ほかにも、団地や賃貸住宅、年金生活など、さまざまな暮らし方や年齢のお金上手を取材。小さくても豊かな生活の工夫や、おトクな制度、老後資金の備え方などが1冊でわかります。