リバウンドし続けた50代が“運動ナシ”で13kg減。「食べてやせる」3つのルール
「もう年だし」「忙しい」「やせてもリバウンドするし」なんて言い訳をしていた40〜50代女性が、続々10kg以上やせていると話題の「たんタンダイエット」。考案者でダイエットカウンセラーのおにゃさんによると、運動なしでやせる秘密は「炭水化物」と「タンパク質」の「たんタン」を毎日食べ、さらにストレスをためないことだそうです。
運動なし!半年で「13kgやせした50代主婦」が食べていたもの
今回は、「むしろ太るんじゃない?」と初めは疑心暗鬼の主婦が、続々やせていく「たんタンダイエット」の方法をご紹介します。
【写真】半年で13kgやせしたチカコさん(57歳)のビフォーアフター
●「食べた方がやせる!」とわかったらストンとやせ始めた
57歳のチカコさん(150cm)は、62kg→49kgと、半年で13kgの減量に成功! 服はXLからMサイズになり、はじけ飛びそうだったボタンもすっきりしまるようになったそうです。
「長年、サプリや食事制限ダイエットでリバウンドを繰り返してきました。ずっと“食べちゃダメ”と1日2食でガマンしてきたのですが、たんタンダイエットでは、1日3食とった方がやせると言われ、半信半疑で朝食をスタート。さらに空腹だから食べるのではなく“体のために、体にいいものを食べる”と意識を変えたら、勝手にやせ始めました」(チカコさん)
たんタンダイエットの3ルールは3つ!
たんタンダイエットは「無理しない」「ちゃんと食べる」が基本。そのうえでルールは3つだけ。食べる内容と量を変えるだけで、皆さんストレスなくやせてるそうです。
●ルール1:やせるタンパク質を1回100g、1日2種類以上とる
食事を制限するダイエットでは、筋肉中のタンパク質が分解されてエネルギーとして使われるため、筋肉が減りがちです。すると、体は省エネ化して、食べないのにやせにくい、負のスパイラルに突入してしまいます。
これを防ぐには、タンパク質をしっかりとることが大切! 肉や魚、卵など、タンパク質が多く含まれる食材を、1回の食事で100g程度、食べましょう。100gの目安は、手のひらの大きさ。そして、昼は肉、夜は魚など、2種類以上の高タンパク食材をとるのがおすすめです。
考案者のおにゃさんによると「皆さん、『こんなに食べていいの?』と驚かれますが、ちゃんと食べる人ほどスルッとやせていきます。“やせるタンパク質”は、毎日十分にとってください」とのこと。
【チカコさんがダイエット中に食べていたもの】
「それまで意識していなかった「タンパク質」を、朝昼晩の3回、手のひら大を目標にとってました。朝昼は卵や鶏肉を、夜はそれまで食べていなかった魚や豆を積極的に。3食で種類の違うタンパク質をとるようにしてました。魚は焼くだけ、蒸し大豆は野菜とあえるだけ、などの簡単レシピでも、“体にいいものを食べている”と意識すると満足感が違います」
●ルール2:太らない炭水化物に変える
「タンパク質をしっかりとって、血糖値が上がりやすくなる糖質(炭水化物や糖類)をセーブする、近年人気の「糖質制限ダイエット」。私やうちの夫も糖質オフダイエットをしていましたが、やせたあとに炭水化物をとっても、体重&体型はキープできたんです!」(おにゃさん、以下同)
「なぜか? と考えてみたら、ご飯もパンも麦入り、雑穀入り、玄米(殻つき)など、精製度があまり高くない「茶色いもの」を食べていることに気づきました。茶色い方が食感や味に変化があって、おいしいから選んでいたのですが、これが大事なポイントに」
「“茶色い炭水化物”は、食物繊維やミネラル、ビタミンが豊富で、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれ、食べごたえが出て、満腹感が得やすくなります」
●ルール3:朝食は抜かない
「私のダイエットプログラム受講生さんをカウンセリングすると、やせたいからと朝食を食べていない人が多いのです。朝食を抜くと、体はいつまでも眠ったままの状態で、代謝もアップしません。やせたければ、むしろ少しでもなにか食べて胃腸を動かし、脳も目覚めさせてください。
食欲がわかない、時間がないという場合は、タンパク質を優先して食べて。チーズひとかけら、豆乳コップ1杯飲むだけでも体が活性化して、結果的にやせ体質になるんです」
『炭水化物とタンパク質で50代が続々10kg以上やせ! たんタンダイエット』(おにゃ著・扶桑社刊)にはこのほかにも40〜50代女性が大量やせしたときに食べていたダイエットレシピが満載。