気温も暖かくなり、お出かけにも最適な季節。今年はパワースポットをめぐって運気アップを目指してみては? ここでは、開運効果を高める神社を参拝する際の正しいマナーについてご紹介します。

なぜ神社がパワースポットと呼ばれているの?

「神様をお祀(まつ)りし、神職さんによって丁寧に境内が清められている神社は、よい気が流れているパワースポット。正しいマナーさえ守れば、お参りするだけで開運になりますよ」と開運セラピストの紫月香帆さん。

「境内に入ったら、ネガティブな言葉や悪口は言わないこと。前向きな言葉を使えば、自分にも倍になって返ってきます」

訪れた神社ではどんな神様をお祀りしているのか、知っておくことも忘れずに。

「由緒が書かれた看板を読んだり、境内を散策したり…。20分以上は滞在することで、体内にいい気を呼び込めますよ」

●平野ノラさんと教わる正しい参拝術

まずは正しいマナーを知ることが大切! 神田明神・権禰宜(ごんねぎ)の加藤さんに聞きました。

【今回訪れたのは「神田明神」】

「明神さま」の名で親しまれ、古くから日本三大祭りのひとつ「神田祭」を行ってきた神社。都心にありアクセスもよいため、お参りしやすい神社としても人気。

住所:東京都千代田区外神田2-16-2
電話:03-3254-0753

運気爆上げ!正しい参拝方法

まずは正しいマナーを知ることが大切! 神田明神・権禰宜(ごんねぎ)の加藤さんに聞きました。

●1:一礼して鳥居をくぐる

鳥居を抜けたら、そこから先は神様が住む、神聖な場所。「これから神域に入る」と気を引き締め、一礼してから鳥居をくぐります。参道を進むときは中央を避け、端を歩いて。

<服装は目上の人に会うときをイメージ>

鳥居をくぐり、境内をお参りする場合は目上の人に会うときのような服装に。カジュアルすぎないよう注意!

<ご祈祷をするなら素足とサンダルを避けて>

社殿の中でご祈祷を受ける場合、サンダルや素足はNG。なるべく足が出ない靴を選んで。

●2:手水舎(てみずしゃ)で手と口をすすぐ

境内に入ったら、まず手水舎へ。参道の脇にある手水舎では手と口をすすぎますが、これは心身を清める禊みそぎを簡略化したもの。左の順を参考にしながら、神様に対面する準備をして。

<手水の取り方>

(1) 左手を洗う

(2) 右手を洗う

(3) 口をすすぐ

(4) 左手を洗う

(5) ひしゃくの柄を洗う

●3:おさい銭を入れ、鈴を鳴らして拝礼

一礼しておさい銭を入れたら鈴を鳴らします。次に深いお辞儀を2回繰り返し、2回拍手。心を込めて祈ったら、最後にもう一度お辞儀を。これが「二拝二拍手一拝」の作法。

<拝礼で唱えるべきフレーズはコレ!>

自分の願い事をするだけでなく、日々無事に生活できていることや、お参りできたことへの感謝を伝えましょう。さらに「祓(はら)え給い、清め給え、神(かむ)ながら守り給い、幸(さきわ)え給え」と唱えると、より丁寧になります。

●4:絵馬を奉納し、おみくじを引く

参拝を終えたら、絵馬に願い事を書き、お札やお守りなどの授与品を受けて。種類が豊富なお守りからどれにするか悩んだら、ピンときたものを選ぶのがおすすめ。

<絵馬の始まり>

絵馬は、かつて神々にお願い事をするときに本物の馬を奉納したことに由来します。神田明神の境内には、神様が乗る神馬(しんめ)「あかりちゃん」の姿も。

<おみくじは木に結んでも持ち帰ってもどちらでもOK>

おみくじは指定の木に結ぶほか、持ち帰っても。吉凶に一喜一憂せず、書かれた言葉を読み込むことが大切。

<お守りやお札は1年で新しくするのが基本>

お守りやお札は、1年ごとに新しく受けるもの。前年のものは受けた神社に納めるのが基本です。

・開運招福守護 500円

・守護(錦袋入)(紫)800円

・神馬あかり御守 1000円

<家でお祀りするときは目線より高い位置に>

お札は神棚に祀るのが理想ですが、家にない場合はきれいに整えた棚の上でもOK。ただし目線より上に。

●5:一礼し、鳥居をくぐって帰る

参拝を終えたら、社殿を振り返り一礼。鳥居をくぐり境内を出ます。一礼は神域におじゃまし、無事にお参りを終えられたことに感謝の気持ちを込めて。

・ジレ 41800円(オットダム/ストックマン)シャツ 7500円(リミュ/リミュ プレスルーム)その他/スタイリスト私物