暮らし上手な方々が時間をかけて見つけた「買ってよかったもの」は、使う楽しみがあったり、ときにはやる気を起こしてくれたりすることも…。今回は、ライフクリエイターの青柳啓子さん(68歳)に、ご自宅で愛用しているインテリアグッズを教えてもらいました。選び抜かれたおしゃれなアイテムは、今よりきっと暮らしに彩りを与えてくれるはずです。

使い勝手やデザインを吟味して、フレンチインテリアに似合うものを厳選

ハンドメイドを通じて、心地よい空間づくりの提案をしている青柳啓子さん。南仏プロヴァンスの雰囲気が漂うご自宅は、どこを見てもおしゃれなものばかり。

インテリア用品からキッチン、収納用品、香りのアイテムまで、選び抜かれたセンスが感じられます。

●もの選びの達人が伝授。後悔しないものの選び方

「シンプルなデザインだったり、リネンや真鍮(しんちゅう)など素材感のあるものが好きですが、無印良品や100円グッズなどリーズナブルなものも多いんですよ。値段にかかわらず、眺めて、使って、心豊かになれるかどうかを選ぶ基準にしています」

そんな青柳さん、今まで買い物で後悔したことはほとんどないという、もの選びの達人でもあります。いったいどんな視点でものを選んでいるのでしょうか。

「慎重派ですね。ネットで買えても現物は必ず見ますし、あらゆる情報を調べて検討します。口コミは参考にせず、どう使うか、修理はできるかなど、自分なりによく考えることが失敗しない秘訣かもしれません。最近はものが値上がりしていることもあり、安くていいものを探す楽しみも。間仕きりに使っているリネンは、繊維問屋街まで出かけてイメージに近い手頃な生地を一生懸命探したんですよ」

今回紹介するのは、デザインも使い心地も、吟味を重ねたものばかり。

「なかには30年以上愛用しているものも。気に入ったら長く使い続けるのが私のこだわりです」

大好きなフランスの雰囲気を味わうインテリアグッズ

小さな雑貨や生地が1枚あれば、フレンチ気分は味わえるもの。おすすめリネンから100円ショップのキャンドルまで、手軽におしゃれインテリアが楽しめるアイテムを紹介します。

●トマトのリネン先染めボイルワッシャー(色番号1オフ)

薄手で軽やかなリネンを空間の間仕切りに活用

空間をゆるやかに仕切るのは、端をかがっただけのリネン生地。

「1m2000円台で格安。薄手だから、天井からつるしても軽快な印象で、手軽に部屋をリフレッシュできます」

ポイントは透け感。天井から3m近い生地を使っても重く見えません。普段はじゃまにならないよう、端にまとめています。

・F1-800リネン100% 幅108〜110cm ¥2310/m

 

●ゴーリキアイランドの真鍮タオルフック CL AN

使い込まれた真鍮の味わいがおしゃれ

曲線がエレガントな真鍮のフック。

「アンティークの色合いに惹かれて購入。洗面所のタオルかけに利用しています」

フック部分が大きいのでアウターや帽子などもかけられます。

・幅3.1×奥行き11.5×高さ14.8cm オープン価格

 

●トマトのリネン先染めボイルワッシャー(色番号2生成り)

廊下とリビングの仕切りは亜麻色のリネンをつるして

ドアの代わりに、亜麻色のリネンをさらりとかけて目隠し。

「リビングの間仕切りと色違い。落ち着いた風合いで雰囲気がいいんです」

・F1-800リネン100% 幅108〜110cm ¥2310/m

 

●DAISOのキャンドル(ホワイティー15個)

燃焼時間が短く、毎日灯すのにぴったり

夕方6時になると、キャンドルを灯すのが日課。1個当たり7円とコスパもバツグン。

「燃焼時間は約4時間。10時までには自然に消えているので、ちょうどいいんです」

・¥110

 

この特集で紹介したアイテムは、撮影時に各店舗で販売されていたアイテムです。本誌発売時には、仕入れ状況によって同じアイテムがない場合や、すでに販売終了していたり、価格が変更になる可能性もありますので、ご了承ください。価格は一部編集部調べです。

これからの暮らし by ESSE vol.04』では今回紹介した以外に、50代〜70代の暮らし達人が「買ってよかったもの、ずっと大切にしたいもの」や、老後のお金の不安まるごと解決、飛田和緒さんとめぐる「大人の湘南・鎌倉」、坂東眞理子さんの人生お悩み相談、糖質オフ2品献立、自律神経整え習慣など50代以上の暮らしに沿った情報が満載。