築50年超えの団地に住み替えたことを機に、老いじたくを意識するようになった、54歳、ひとり暮らしのきんのさん。

『1か月15万円以下の心ゆたかなひとり暮らし』(扶桑社刊)では、1か月の予算12万円で暮らすきんのさんの節約の工夫を紹介。ここでは、同書の記事を抜粋し、無理なく食費2万5千円を実現する節約テクをお見せします。

【写真】大満足!手づくり「300円」弁当

50代、月予算12万円生活。食費はメリハリをつけて楽しく節約

自炊がストレスにならない工夫で食費をカットしているという、きんのさんのアイデアをご紹介します。

●冷凍キーマカレーが使える!

キーマカレーを自家製冷食に。「ひき肉と野菜の塩炒め」をフライパンで中火で熱し、ナツメグ、クミン、刻んだカレールウを加えて混ぜ合わせれば完成。

1食分ずつラップに包んで、冷凍保存。フライパンにこびりついたカレーにご飯を加えてチャーハンにすると洗い物もラク。

●ランチは「300円弁当」チャレンジ

物価上昇の対策として始めた「300円弁当」。

「野菜サラダの残りをそばにのせて自家製めんつゆを添えたサラダそばや、レンジ調理ナポリタンなど、忙しい朝も時短メニューでがんばっています。下段にご飯やつゆ、上段に具材を入れられる、どんぶり用のお弁当箱が重宝しています」

【ルール】

・予算は300円以内
・調理は10分以内か時短メニュー
・お弁当用に食材を買いたさない

●“リボべジ”は観葉植物としても

大根やニンジンのヘタや豆苗は水につけて“リボべジ”(再生野菜)に。

「100円ショップの豆苗用プランターは水きりできて便利! グリーンと一緒に飾ってインテリア代わりに」

●高級冷食でおうちレストラン

「フランス発の冷凍食品専門店『picard(ピカール)』がお気に入り。ピザやタルトはワインのお供に、野菜ミックスはつけ合わせにするとグンと華やかに」。

おすすめは「キノコとゴルゴンゾーラチーズの薄生地タルト」(899円)や「ジャガイモのガレット」(648円)、「南仏野菜の角切り」(549円)など。

●お取り寄せ食材でプチ贅沢

「ISETAN DOOR(イセタンドア)」は食品やお菓子の詰め合わせの宅配サービス(初回限定おためしセットは1980円)。

「有名店のチルド麺や、魚の西京漬け、Oisixのミールキットを購入。デザートは、バイヤーおすすめのものを楽しんでいます」

●エスニック調味料で旅行気分

「クミンやナツメグ、花椒(ホァジャオ)などの調味料をコンロ脇のラックにスタンバイ。料理に少し入れるだけで、本格的な味に。ちょっとした旅行気分が楽しめます(笑)」。ラックは100円ショップの有孔ボードやフックでDIYした自信作。

 

発売中の『1か月15万円以下の心ゆたかなひとり暮らし』(扶桑社刊)では、ほかにも、団地や賃貸住宅、年金生活など、さまざまな暮らし方や年齢のお金上手を取材。小さくても豊かな生活の工夫や、おトクな制度、老後資金の備え方などが1冊でわかります。