築50年超えの団地に住み替えたことを機に、老いじたくを意識するようになった、54歳、ひとり暮らしのきんのさん。

『1か月15万円以下の心ゆたかなひとり暮らし』(扶桑社刊)では、1か月の予算12万円で暮らすきんのさんの節約の工夫を紹介。ここでは、同書の記事を抜粋し、無理なく食費2万5千円を実現する節約テクをお見せします。

【写真】リノベーション前の団地の部屋

50代、月予算12万円生活。疲れて帰った日でもできる「自炊の素」で食費をカット

ちょっとの手間でいろいろなメニューにアレンジできる「自炊の素」をまとめてつくってストック。仕事で疲れた日も、これさえあれば外食せずにすみます。

●ひき肉と野菜の塩炒め

【材料(3回分)】

豚ひき肉 300g
ニンジン 1/2本
タマネギ 1個
ピーマン 1個
パプリカ 1/4個
塩 小さじ1/2
オリーブオイル 適量

【つくり方】

野菜はすべてみじん切りにする。フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、野菜を炒め、全体にしんなりしたら、ひき肉と塩を入れ、肉の色が変わるまで炒め合わせる。

保存容器に入れて冷蔵庫に。保存期間は3日間ほど。

おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう

計量単位は1カップ=200ml、大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1合=180mlです

●「ひき肉と野菜の塩炒め」のアレンジ

「ひき肉と野菜の塩炒め」は、薄めの味つけにしているので、和・洋・中と、アレンジ自在。「紹介しているメニューのほか、麻婆ナスやチャーハン、ミートソーススパゲティもよくつくります。つぶしたジャガイモと合わせてコロッケにすることも」

・ポテトサラダに

レンジ加熱してつぶしたジャガイモ、塩、コショウ、マヨネーズとあえて「ポテトサラダ」に。刻んだラッキョウを加えると◎。

・グラタンに

水きりした豆腐、シメジに、豆乳でのばした「ポテトサラダ」、チーズ、マヨネーズをかけてレンジ加熱すれば「グラタン」の完成。

・ガパオライス風に

焼き肉のたれ大さじ1、塩、コショウ、ご飯とともに炒める。火を止めて、ちぎったバジル5枚を加えれば「ガパオライス風」に。

発売中の『1か月15万円以下の心ゆたかなひとり暮らし』(扶桑社刊)では、ほかにも、団地や賃貸住宅、年金生活など、さまざまな暮らし方や年齢のお金上手を取材。小さくても豊かな生活の工夫や、おトクな制度、老後資金の備え方などが1冊でわかります。