忙しい日でも大満足の献立が15分で完成! おいしくて簡単な時短レシピを料理家・今井真実さんに教えてもらいました。“ボリュームみそ汁”さえあれば食べごたえも栄養もばっちりです!

「ひき肉そぼろの冷ややっこがけ」献立のレシピ

だしをとる時間がないなら、うま味たっぷりサバ缶を汁ごと入れて。あとは焼くだけ&レンチンで手軽に。

【調理目安時間】:15分
【順番】:豆腐を水きりする→ズッキーニを焼く→レンチンそぼろをつくる→サバ缶みそ汁をつくる

●ひき肉そぼろの冷ややっこがけ

覚えてソンなしのレンチンそぼろのレシピです。

【材料(4人分)】

豆腐(絹ごし) 1丁(300〜400g)
A[豚ひき肉200g しょうゆ大さじ1と1/2 酒大さじ1 はちみつ(または砂糖)大さじ1/2]
刻みネギ 少し

【つくり方】

(1) 豆腐は厚さを半分に切り、さらに十字に包丁を入れ、8個に切り分ける。ペーパータオルをかぶせておき、水気を吸い取る。

(2) 耐熱容器にAを入れて混ぜ、ラップをふんわりとかけて電子レンジ(600W)で3分加熱する。取り出して全体を混ぜ、再びラップをしてさらに2分加熱する。

(3) 器に(1)を盛って(2)をかけ、ネギをのせる。

[1人分198kcal]

●ズッキーニのソテー

しっかり焼けばとろけるおいしさに。

【材料(4人分)】

ズッキーニ 1本
オリーブオイル 大さじ2
塩 少し

【つくり方】

(1) ズッキーニはヘタを除き、縦6等分に切る。

(2) フライパンにオリーブオイルをひき、(1)を皮を下にして並べる。フタをずらしてのせ、弱めの中火にかける。

(3) こんがり焼き目がつくまで4分ほど焼いたら、断面をそれぞれ1分程度ずつ焼き、全体にこんがり焼き目をつける。器に盛り、塩をふる。

[1人分62kcal]

<メモ>

ズッキーニを切るときに、表面の筋に合わせるように切ると食感がよくなる。

 

●サバ缶とカイワレ、梅干しのみそ汁

梅の香りがいっそう食欲を誘います。

【材料(4人分)】

A[サバ缶(水煮)1缶(200g) 梅干し1個 水3カップ]
みそ 大さじ2
カイワレ 1パック
青ジソ(千切り・好みで) 6枚
刻みネギ(好みで) 大さじ2

【つくり方】

(1) 鍋にAを入れて中火にかける。沸いたら火を止め、みそを溶き入れる。

(2) (1)に根元を除いたカイワレを加え、中火にかけて沸かし、器に盛る。青ジソやネギをのせながら食べる。

[1人分117kcal]

各レシピに表記されているカロリーは、とくに指定がない限りすべて1人分です

忙しい日でも20分以内で完成!時短献立のルール

20分以内で3品完成できる、料理家・今井真実さんの時短献立。家族も喜ぶおいしい時短献立をつくるときのルールを3つ教えてもらいました。

●1:取りかかる順番を意識して

だしを煮出す、豆腐を水きりするなど、少し時間が必要な作業は最初に。シンプルな手順で、洗い物も少ないレシピになっています。レシピの【順番】を参考につくってみて。

●2:火のとおりが早い食材を使う

食材選びが、じつは重要。肉は薄切りやひき肉を優先。野菜も、レタスやモヤシ、豆苗など、生でも食べられるものを積極的に使います。下処理もいらないのがうれしいところ。

●3:具だくさん汁物があればなんとかなる!

材料が増えるほど、手順にも時間にも負担が。ただし、汁物は例外。火にかけて放っておけるし、素材を選べば、時短でもおいしい! 食べごたえも栄養もバッチリです。

計量単位は1カップ=200ml、大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1合=180mlです