旭化成が高い、24年3月期最終黒字復帰を好感

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 旭化成<3407.T>が高い。午後0時30分ごろ、24年3月期業績予想を発表。売上高を前期比5.1%増の2兆8650億円としたほか、最終損益を前期赤字から1000億円の黒字に復帰する見通しを示しており、これを好感した買いが入っている。

 原燃料コストの価格転嫁や製造原価の低減、販管費削減を進め、収益体質の強化を目指す。配当予想は前期比据え置きの36円を見込む。同時に発表した23年3月期決算は売上高が前の期比10.8%増の2兆7264億円、最終損益が前の期の黒字から913億1200万円の赤字に転落して着地した。既存事業が概ね堅調に推移したものの、米子会社で減損損失を計上したことが利益を圧迫した。

出所:MINKABU PRESS