外為サマリー:一時135円30銭台に上昇、ゴトー日に伴うドル需要も

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 10日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=135円16銭前後と前日の午後5時時点に比べて35銭程度のドル高・円安となっている。

 9日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=135円23銭前後と前日に比べて10銭強のドル高・円安で取引を終えた。米長期金利の上昇がドルの支援材料となり、一時135円36銭まで上伸した。

 日米金利差の拡大が見込まれるなか、東京市場のドル円相場は堅調にスタート。きょうはゴトー日(5のつく日と10のつく日)で国内輸入企業などのドル需要が意識されやすいこともあり、午前8時40分過ぎには135円33銭をつける場面があった。ただ、今晩に発表される4月の米消費者物価指数(CPI)を控えて積極的には動きにくく、ドルは買い一巡後は上げ一服商状。米金融政策の先行きを占ううえで関心が高く、模様眺めムードが広がりやすくなっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0969ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0007ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=148円25銭前後と同30銭弱のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS