レジャーから防災まで幅広く活躍するポータブル電源7選【プロが選んだ本当に良いカー用品ベストバイ】
【プロが選んだ本当に良いカー用品ベストバイ】
毎年数多くのニューモデルが登場する、人気の高いポータブル電源。内蔵電池容量も200Whから2000Whと幅広く、どれを選んだらいいのか悩む人も多い。
例えば使いたい家電製品の消費電力が100Wであるならば、100W×2時間=200Whの電気を消費するということになる。このことを頭に入れて、使いたい電化製品と使用時間を計算すれば自ずと必要な電池の容量が見えてくる。
さらに家電製品の消費電力にも気をつけたい。ポータブル電源はインバーターが内蔵されており、その出力を超えないように使う必要がある。そのため使いたい家電製品の消費電力を事前に知ることが必要だ。
電池容量・定格出力が大きくなれば価格も高くなるし、重量も重くなる。自分に必要なサイズや用途を明確にしてから選ぶのがおすすめ。
ここ数年で内蔵される電池も三元系からリン酸鉄系が増加。その理由はサイクル寿命と呼ばれる電池の寿命がリン酸鉄系の方が長いから。選ぶときは電池の種類についても調べておこう。
1. コンパクトで場所を取らず満充電までもたった60分!
EcoFlow
「EcoFlow RIVER2」(2万9900円)
ーBEST BUY POINTー
持ち運びがしやすく手軽で、大容量を必要としない人にはおすすめ。長寿命なのもうれしいポイント
サイズはもちろんのこと電池容量、定格出力ともに小さめだけに、デイキャンプや防災アイテムなどちょっとした備えに最適。300Wの定格出力はX-Boostモードにより、450Wまでの家電製品の使用が可能。電池はリン酸鉄を採用し、サイクル寿命は約3000回。
<SPEC>容量256Wh/定格出力300W/サイズ:310×280×201mm、重量:約3.5kg/出力ポート:AC×2、DC×1、USB-A×2、USB-C×1(合計6口)
▲本体への充電はAC、アクセサリーソケット、ソーラー、USB-Cの4種類に対応している点も見逃せない
2. 省電力モード搭載!衝撃性能の高さはアウトドアで安心
Anker
「Anker 555 Portable PowerStation(PowerHouse 1024Wh)」(14万9900円)
ーBEST BUY POINTー
電池はリン酸鉄で3000回のロングライフ。LEDライトを搭載し車中泊や災害時でも役立つ
前面と背面への強化パネルの使用に加え、8つの角およびバッテリーパック構造を強化し、高さ50cmからコンクリート床への落下テストもクリアするほど。電池容量は1泊2日の車中泊キャンプに最適で、AC出力もほとんどの家電製品に使用できるほどの出力を確保している。
<SPEC>容量1024Wh/定格出力1000W/サイズ:約350×295×188mm、重量:約13.1kg/出力ポート:AC×6、USB-A×3、USB-C(急速)×3(合計12口)
3. 角の取れたスタイリッシュなホワイトボディが美しい
SABUMA
「S600」(実勢価格:9万円前後)
ーBEST BUY POINTー
レザーカバーやスタッキングテーブルといった別売りアクセサリーも用意され、見た目にも映える
今まではS2200のみのラインアップだったが、新たにコンパクトなS600が追加。SABUMAらしい美しいデザインを継承し、インテリアやアウトドアにもなじみやすい。電池は長寿命なリン酸鉄を採用し、AC出力は800W(最大1300W)のインバーターを内蔵する。
<SPEC>容量557Wh/定格出力800W/サイズ:200×290×263mm、重量:約8.3kg/出力ポート:AC×2、DC×3、USB-A(3.0)×2、USB-C(65W)×1、USB-C(100W)×1(合計9口)
▲前面には見やすい表示部やDC、USB出力を配置。背面にAC出力を設けている。最大1300W出力で電動工具なども使用可能
4. 大容量ながらわずか2時間で満充電が可能
Jackery
「ポータブル電源 1500 Pro」(19万9800円)
ーBEST BUY POINTー
2〜4人で車中泊やキャンプをするのに最適な容量。ハイスペックを探している人にぴったり
電池容量が1512WhもあるのにACによる本体の満充電はわずか2時間を達成。最低動作温度もー10°Cと低温での稼働が可能というのも特徴。USB-A、CもQC3.0、PDと急速充電に対応している点がうれしい。AC出力は人にぴったり1800Wで電子レンジなどにも余裕で対応。
<SPEC>容量1512Wh/定格出力1800W/サイズ:約384×269×307.5mm、重量:約17kg/出力ポート:AC×3、DC×1、USB-A(急速)×2、USB-C(PD)×2(合計8口)
5. ケーブル接続不要のワイヤレス充電搭載
BLUETTI
「EB3A」(3万9800円)
ーBEST BUY POINTー
リーズナブルな価格でありながらも、アプリによる連携もできるなど多彩で、コスパはとても高い
コンパクト設計でありながらも、天板部分でワイヤレス充電も可能。定格出力は600Wだが電力リフト機能が備わっているため、場合によっては最大1200Wまでの家電製品を稼働させられる。本体充電も最大430Wの入力により最短40分を実現。
6. コンパクトなのに高出力!最大11デバイスに給電可能
ASAGO
「AS1000-JP」(11万9900円)
ーBEST BUY POINTー
業界最速クラスの充電アルゴリズムが搭載され、フル充電までわずか1.5時間というのも大きな魅力
独自のα BOOST機能で定格1000Wながら最大1800W出力で消費電力が高い電気製品の稼働も可能。天板にQiポートを設け、ワイヤレス充電ができるほか、合計11デバイスに給電でき、専用アプリで遠隔操作・管理も行える。電池はリン酸鉄で寿命は約3500回。
<SPEC>容量1008Wh/定格出力1000W/サイズ:340×262×192mm、重量:約11.7kg/出力ポート:AC×2、DC×3、USB-A(急速)×2、USB-A×1、USB-C×2、ワイヤレス充電ポート×1(合計11口)
7. アースカラーのボディでアウトドアとの相性が◎
Smart Tap
「PowerArQ S7」(7万9200円)
ーBEST BUY POINTー
小さすぎず大きすぎない、ちょうどいいサイズ。シリーズ共通の見た目の可愛いさもポイントが高い
コヨーテタン、オリーブドラブなど、アースカラーを用いたボディカラーはキャンプ用品とのコーデがしやすい。動作温度もー20°Cからと真冬での環境にもしっかり対応。大型の背面LEDライトや天板のワイヤレス充電など、使い勝手も高い。電池はリン酸鉄を採用する。
<SPEC>容量716.8Wh/定格出力700W/サイズ:230×314×212mm、重量:9.5kg/出力ポート:AC×5、DC×3、USB-A(急速)×2、USB-C×2、ワイヤレス充電ポート×1(合計13口)
※2023年3月16日発売「Car GoodsPress」Vol.100 48-49ページの記事をもとに構成しています<取材・文/浜先秀彰、平岡祐輔、Car GoodsPress編集部 撮影/澤田和久>
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