ソフトバンクが5G人口カバー率が90%を達成!ネットワーク強化のための資金調達も実施

ソフトバンクは28日、政府が掲げる「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けて同社が提供している携帯電話サービスにおいて「5G(第5世代移動通信システム)」の基地局整備を加速して進めており、5Gの基地局数が2022年4月中旬に6万5000局を突破したとお知らせしています。

またより多くの利用者が同社の5Gサービスを利用できるようにするための対策も進めており、今回、全国7500カ所超の商業施設などにて5Gが利用可能になったとしています。さらにスタンドアローン(Stand Alone)方式の5G(以下、5G SA)についても提供エリアを順次拡大しているとのこと。

同社ではすでに紹介しているようにこれまでに2022年3月末時点で5Gの人口カバー率90%を突破しており、その後も順調に5Gのエリア整備を進めており、今後もさらに増加するトラフィックに対応してストレスフリーなネットワークの実現に向けて5Gのさらなる高度化とエリア拡大を推進し、世界最高レベルの5Gのネットワークの構築をめざしていくとしています。

なお、総務省は25日、2022年3月に策定したデジタル田園都市国家構想に基づく「デジタル田園都市国家インフラ整備計画」について今般、その後の取り組みの進捗および社会情勢の変化を踏まえて計画を改訂したことを公表しており、5Gの人口カバー率の目標を2024年3月末までに95%などとするように各携帯電話事業者とともに進めていくとしています。


ソフトバンクでは5Gの基地局を開設する際に独自開発したシステムを活用することによって基地局の各種設定や通信試験、電波発射準備などのインテグレーション業務を自動化・効率化して工数を削減してきました。これにより、5Gのネットワークの早期展開を実現しており、これまでに2021年10月には5Gの人口カバー率80%(基地局数2万局)、2022年2月には5Gの人口カバー率85%(基地局数2万3千局)、2022年3月時点で5Gの人口カバー率90%に到達してきました。

新たに2023年4月中旬に5Gの基地局数が65000局を突破したとのこと。なお、人口カバー率は国勢調査に用いられる約500m区画において50%以上の場所で通信可能なエリアを基に算定するメッシュ方式を採用しており、実際の5Gの利用可能エリアはサービスエリアマップ( https://www.softbank.jp/mobile/network/area/map/ )を確認できるほか、主な対策エリアや5G SAの提供エリアは以下のPDFを確認するように案内されています。

<主な対策エリア>
https://www.softbank.jp/corp/set/data/news/press/sbkk/2023/20230428_01/pdf/attachment.pdf

5G SA提供エリア>
https://www.softbank.jp/mobile/set/common/pdf/products/apple-spring-2023/5g-sa-spotlist.pdf

その他、5G SAを利用するには対応したスマートフォン(スマホ)などの端末(製品によってはソフトウェア更新が必要)と5G SAに対応したUSIMカードが必要で、5G SAの提供エリアでも実際の電波状況により5G SA通信とならない場合があるほか、電波が届きにくい場所や通信環境、混雑状況によって通信速度が低下または通信できなくなる場合があるとしています。

記事執筆:memn0ck


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5Gのサービスエリアを拡大〜基地局数が6万5,000局を突破して、全国7,500カ所超の商業施設などが5Gのサービスエリアに〜 | 企業・IR | ソフトバンク
・総務省|報道資料|「デジタル田園都市国家インフラ整備計画(改訂版)」の公表
・ソフトバンク