マキタがマドを開けて急騰、業績急回復予想と自社株買い発表受けS高寸前まで買われる

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 マキタ<6586.T>が大きくマドを開けて上昇、一時685円高(21.6%高)の3860円とストップ高まであと15円に迫る急騰を演じた。電動工具のトップメーカーで、原料コスト高騰の影響で足もとの収益環境は厳しく、23年3月期の最終利益は前の期比82%減の117億500万円と低調だった。しかし、これは株価面では既に織り込みが進んでいる。一方、24年3月期見通しについては、前期比2.8倍の333億円と急拡大を見込んでいる。在庫調整の一巡と製品価格の値上げによる原料コスト相殺が利益回復に寄与する。これに加え、発行済み株式数1.14%相当の310万株、金額ベースで100億円を上限とする自社株買いを実施することも併せて発表しており、これを材料視する投資資金の流入が加速した。信用買い残は枯れた状態で、株式需給面でも上値の軽さが意識された。

出所:MINKABU PRESS