<注目銘柄>=良品計画、業績改善期待と株主優待が下支えに

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 良品計画<7453.T>の戻り足につきたい。円安や原材料高による仕入れコスト上昇の影響が依然意識されるものの、株価的には既に大方織り込みが進んでいるようだ。今月13日に上期決算とあわせ通期下方修正を発表したことで悪材料出尽くしとなり、マーケットの焦点は今23年8月期から来期以降の業績へと移りつつある。

 上期決算は4割強の営業減益となった。円安・原材料高に伴う国内事業の減益や販管費増が大きく響き、海外事業が好調だったが補いきれなかった。下期については、経済再開が本格化してきた中国を中心に海外事業が一段と伸びる見通しで、加えて国内事業も収益改善を図り増益を確保する見込み。今後の業績改善期待に加え、直近26日に新設を発表した株主優待制度が株価の下支え役となるだろう。(イ)

出所:MINKABU PRESS