大谷翔平、球審とシンパシーが通じた瞬間が米話題 「正しい判定をしたと球審に伝えるため」
7回2安打11奪三振、無失点の快投で今季3勝目
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地ロイヤルズ戦に「2番・投手」で先発し、今季5度目の登板で3勝目を挙げた。7回2安打11奪三振、無失点の快投で2-0の勝利に貢献。米投球分析家は大谷が球審に見せた仕草の動画付きで「エリートなゴマすりだ」と投稿。日米ファンの間で「球審が頷いているの面白い」「褒め方も一流」と話題を集めている。
うんうんうん、と何度も頷いた。7回先頭のパスカンティーノに対して、大谷がフルカウントから投じた一球だった。際どい内角球で四球を確信した打者は一塁へ歩き出し、大谷はマウンド上でピョンと跳ねた。球審のフィル・クッツィ氏が少し遅れて三振をコール。大谷は軽く右手で合図を送りつつ、球審の方を向いて首を縦に振った。クッツィ氏も頷き返しているようだ。
動画をツイッターに公開したのは、「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏。文言では「ショウヘイ・オオタニ、エリートなゴマすり。正しい判定をしたと球審のフィル・クッツィに伝えるために頷く」と冗談交じりに伝えた。
米ファンからは「クッツィが頷いているのが面白い」「私もやったことある」と笑撃を受けた様子の声も。日本のファンも「うんうんうんうん」「褒め方も一流の大谷翔平投手」「審判も頷き返してるのおもろすぎやろww」と“シンパシー”が通じた様子に注目した。
クッツィ氏は19日(同20日)、メッツの大投手マックス・シャーザーに対し、粘着物質使用の疑いで退場を宣告して注目を集めた。MLBが2021年に不正投球の取り締まりを強化してから、粘着物質使用違反で退場となったのはシャーザーを入れて3人。宣告したのは3つともクッツィ氏だったため、米ファンの中には「クッツィにたてつくな。粘着物質違反で退場させられるかもしれないから」と懸念する人もいた。
大谷は今季通算28回2失点(自責2)、防御率0.64、38奪三振、被打率.092。この日は打者として4打数1安打だった。
(THE ANSWER編集部)