カップ麺3種類にお湯を入れたバージョン | 食楽web

クイズです。上の写真は、どれも大手メーカーのカップ麺のフタを開けてお湯を注いだ状態。このうち、日清「カップヌードル(しょうゆ)」はどれでしょう?

 この3つは、日清「カップヌードル(しょうゆ)」、マルちゃん「QTTA(クッタ) コクしょうゆ味」、サンヨー食品「サッポロ一番 カップスター 醤油」です。「日清カップヌードル」といえば、1971年に日本で誕生した世界初のカップ麺。みなさん、何度も食べたことがあると思いますが、どれかわかりますか?

 3つとも、かやくとして卵、肉、エビ、ネギがのっています。真上から見るとスープや麺が見えないので、すごく似ていますよね。でも、よ~く見ると実は違うんです。カップヌードルフリークならすぐにわかるはず。ぜひ挑戦してみてください。

カップヌードルはどれ? 気になる答えは…?

左から、「QTTA(クッタ)コクしょうゆ味」(160円)、「カップヌードル」(186円)、「カップスター 醤油」(160円)、全てお湯を入れたところ。2023年3月に「マルエツプチ」で購入した時点の参考価格

答え:日清「カップヌードル」は真ん中。左が「QTTA(クッタ)コクしょうゆ味」(160円)で、右が「カップスター 醤油」(160円)でした。わかりましたか?

 この3つ、非常によく似ていますが、まず左のQTTAはカップの内側のフチの形状が違うので、すぐに外せると思います。また、かやくの量と大きさも微妙に違います。お湯を入れる前の状態を見れば、違いがよりわかりやすいと思います。

左からQTTA、カップヌードル、カップスターのお湯を入れる前の状態。比較すると、かやくの量や大きさが全然違います

「カップヌードル」はエビや肉などのかやくが多め。しかも一個一個が大きく、色も濃いですよね。左の「QTTA」は、かやくの量はカップヌードルとほぼ同じですが、サイズがやや小さく色も薄め。そして「カップスター」は、かやくの量が少なく、サイズも明らかに小さいのがわかるハズ。

 そしてかやくを抜いて見ると、さらにその違いは歴然です。

かやくをどけて麺を見ると、さらに違いがよくわかる。カップスターの色の濃さが際立っている(左からQTTA、カップヌードル、カップスター)

 まず、麺の色がまったく違います。中央のカップヌードルを基準にすると、QTTAは黄色味が強く、カップスターはかなり茶色が強い。つまり麺に染み込んだスープによって色が違うんです。

 そして食べてみると、当然ではありますが味にもかなりの差が。まず右の「カップスター」は、かなり濃くてしょっぱめ。もし目隠しして食べたら「これ、チキンラーメン?」と思うほど非常に味が似ています。麺に染みた醤油味が強いんですね。ちなみに、QTTAはどことなくエスニックなスパイシーさを感じます。

スープだけを比較。色の差が歴然。左からQTTA、カップヌードル、カップスター

 さらに麺もかなり違います。とくにQTTAはモチモチしていて麺が美味しい。そしてカップスターの麺は、麺自体に醤油味がしっかり染みていて、けっこう力強い味わい。ワシワシとした食感でジャンク感も強めです。

まとめ

おなじみのカップ麺でも似て非なる味わいで面白い(食楽web)

 というわけで、クイズには正解できたでしょうか? 筆者は今回、久しぶりにカップスターを食べたのですが、かなり美味しいことに改めて気づきました。みなさんはどれが好きですか?

(撮影・文◎土原亜子)